2013年8月10日土曜日
風立ちぬ。
予告を観たときからちょっと泣いてた。
幼少の頃から飛行機作りに夢を抱いていた主人公を中心に、仕事への情熱や妻となる女性とその時代の人たちの気質が織り成す風景を描いた作品。
描かれている時代に生きていたわけではないのに、
ものすごい既視感があった。
屋根瓦の感触、
地震の時のあの暗く淀んだ感じ、
汽車からの風景と、流れる景色の残像。
屋根に引っかかる紙飛行機。
なんでこんなに懐かしいんだって不思議だった。
記憶の中でのリアル感。
ドキュメントに大切なのは対象と撮る側の関係性だって誰かが言ってたけど、堀越二郎や菜穂子その他登場人物への敬意みたいなものが凄く感じられた。
主要登場人物の振る舞いがみんな素敵過ぎる。
木漏れ日や風の重みなどなど至る所に、
アニメーションで描くことへの拘りと楽しさが込められていた気がするな。
クリエーターとして堀越二郎に負けられないと思いながら造ってたんじゃないだろうか?
★★★★★
作品は解釈されることを望んでいない観られることを望んでいるんだって改めて思った映画。
しかし何故、あんなに号泣したんだろう(笑)
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