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2013年11月11日月曜日

クロニクル:Chronicle



ある洞穴に入って謎の光を浴びたことにより超能力を身につけた3人の学生が、徐々にその力に翻弄され自分たちを見失っていく話。

ブレア・ウィッチ・プロジェクトのような低予算のアイデア勝負もの作品かと思ったら、
CGてんこ盛りで意外とゴージャスな映画だった。

CGが映画製作者にとって身近なものになったということかな?
クオリティーが高く現実と特撮の境目が分かりにくく技術の進化を感じた。

劣悪な家庭環境を描くことによって、
独善的な自己肯定に走ってく主人公の心理を裏づけしてたのはよかったけど、
共感までは出来なかったなぁ。

★★★☆

急に力を身につけた人が慣れないことをして人前で恥を欠くと大変なことになっちゃうのかもって思った作品。

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2013年11月8日金曜日

ビザンチウム:Byzantium



ニール・ジョーダン監督作品ということで思い出すのは「インタビュー・ウィズ・バンパイア」と「クライング・ゲーム」。両作品とも上映当時高く評価されてたけど、個人的にはピンと来なかったのだけ憶えてる。

この映画は、秘密を知って自ら不老不死のバンパイアになり、掟をやぶって追われる身になったバンパイア2人の逃亡劇。

派手なCGアクションが盛り込まれたバンパイアものが最近多いけど、その辺に対する反動からか、この映画はシックなサスペンス風。

意外と面白かった。

主人公のシアーシャ・ローナンが綺麗。
ラブリー・ボーンの時はどこにでもいる愛らしい女の子としか思ってなかったけど、
この作品の彼女は上品な顔立ちの美女でちょっと驚いた。

ここに描かれているバンパイア組織やその文化的背景がいまいち分からなかったので、
エンディングで問題が解決したように思えなかったけど、それはそれで狙いなのかな?

★★★☆

野獣が出てきたり、超能力で戦ったり、空を飛んだりしないバンパイアものが観たい人用の作品。

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2013年10月26日土曜日

許されざる者



予告を観たときは凄くいい感じだったんだよなぁ。

明治維新を経て蝦夷に逃げてきた旧幕府軍の一人である主人公が、貧困から賞金稼ぎの仕事を請け負う話。

この映画を観る少し前にテレビでイーストウッドの許されざる者を観ていたので、
比べながら観てしまった。

西部劇を日本の時代劇に翻案しているところの面白さはそこそこ味わえたけど、
出てくる登場人物の人間関係が希薄に感じられて入り込めなかったな。

イーストウッドなら、2カットで説明してしまうような内容を、
柄本明が一人でしゃべって関係性を全部説明しようとしてた印象。
説明台詞が多すぎだと思った。

インディアンへの差別問題をアイヌに置き換えてたりしていたけど、そこに描かれているアイヌ社会がどうもリアルに感じられないのは、僕の知識が欠如しているからかな?

銃を刀に置き換えたアクションシーンを撮りたかったのだろうか?
最後の決闘シーンもスローモーションでアクションを誤魔化しているように思えて
迫力なかったな。

★★☆

それほど好きではないイーストウッドの許されざる者が如何に映画的だったかが再確認できる映画。


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2013年10月16日水曜日

トランス:trance



何の知識も持たないで観てきた。
観終わった後に疑問だらけになった。

オークション会場から絵画が盗まれる。窃盗団に盗みを持ちかけた従業員が、
彼らに渡さず何処かに絵を隠すが、頭を強打され記憶をなくしてしまいう。
彼らは絵画を探す為、催眠療法を使って記憶を呼びさまそうとする。

催眠中に見る映像と現実を交えて段々事件の背景が見えてくるんだけど、
どこまでが現実で、どこからが催眠映像なのかが上手く把握出来ず、
見終わった後、頭の中がごちゃごちゃ。

なのでちょっとここで整理してみる。(以下ネタバレになるかも)

つまりは、

嫉妬深い彼氏(サイモン)がストーカーチックになって嫌気がさした催眠療法士(エリザベス)が、自分のことを忘れるようにサイモンに催眠をかけ、その際に自分への償いとしてゴヤの名画が出品されたら絵を盗んで来る様にも指示していた。

で、名画が出品されることになり、何かの合図(ゴヤという単語か?魔女たちの飛翔か?2500万ポンドか?)で絵画を盗むことを思い出したサイモンは、窃盗団に話を持ちかけ実行する。

オークション当日、サイモンは盗みになんとか成功し、エリザベスから送られて来たメールの支持に従い彼女に渡す。

横取りされた窃盗団はサイモンを拷問するも記憶が無いので催眠療法を受けさせることにする。

自分のことを催眠で忘れているサイモンが診察を受けに来たのでエリザベスは不信に思いネットで調べると絵画の窃盗が単独犯ではなく窃盗団と組んで行ったものだと知る。

拷問されているサイモンを不憫に思うと同時に自分の身も危ないと思ったエリザベスは、
フランクをリーダーとする窃盗団に催眠をかけようと決意する。

催眠でサイモンの記憶を呼び戻すからとフランクたちに近づいたエリザベスは、記憶を呼び覚ますためにあなたたちにも催眠を少しかけなければならないと嫌がるフランクたちに催眠をかける。

催眠の深さを知るためフランクにキスさせよとするが上手くいかない。
しかし徐々にフランクへの催眠が深くなり、操ってベットにまで招き入れることに成功する。

フランクを深い催眠状態にしたエリザベスは、サイモンに銃と取らせてフランクたちを皆殺しに出来ることをフランクに思い知らせ、絵やこの件のことは忘れるようメッセージを送る。

という話だったのか?
多分誰も死んでないと思う。

でも自信無い。

ネット上にはサイモンとフランク同一人物説まであって、観た人で意見がまちまち。
DVDでもう一度観たら分かるかな.....。

★★★★

新手の夢オチ映画.....だったのか?


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2013年10月13日日曜日

エリジウム:Elysium



かなり前なので記憶が定かじゃない....。
IMAXで観て来たのは確か。

格差の著しい近未来。死を宣告された貧困層の主人公が、超富裕層のみが持つ医療機器で病を治そうと宇宙コロニー・エリジウムに乗り込む話。

主人公をサポートする仲間が何者たちなのかよく分からないけど、
なんとなくノリで見れるから不思議。

スペースコロニーなどの世界観って決して新しくないけど、
近未来がそこまで来ているようなリアリティを感じられて新鮮だった。

精密機械を作っている工場が下町工場のような薄汚い所だったり、
骨組みだけに見えるけどよく考えたらハイテク機器だよなぁと思うものなど、
アナログ的な機械感とハイテクなデジタル感が上手い具合に混ざってて面白かった。
今の流行なのかな?

富裕層が貧民層を差別し食い物にしているという図式は、
あまりに単純すぎる気もするけど、
南アフリカ出身の監督の作品って思うと、
地域によっては現実がそのように見えたりするのかなぁって思ったり、
もしかしたらいつの間にか自分の環境も?って考えたりした。

★★★★

ちょっとした所の創意工夫の積み重ねが世界観に個性を持たせるのかなぁって思った作品

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2013年9月19日木曜日

サイド・エフェクト:Side Effects



何の知識も持たずに観て来た。

精神科医を勤める主人公。患者が薬の副作用で夫を殺してしまう事件が起こる。その結果、製薬会社や家族の信頼を失い社会的に追い詰められるが、身の潔白を証明しようと、事件と自分を取り巻く状況を改めて検証していく話。

いやぁ、面白かった。予想以上。

うつ病や薬に対する先入観と偏見を上手く利用して物語が作られてた。

うつ病は未来を築けない病。
男は生まれながらに嘘を、女は詐病を身につける。
こういった考え方は極端に人間不信的でどうかと思うけど、
この物語を支える偏見としては十分に効果があったと思う。

物語の理解に必要な法律の基礎知識も必要十分な説明で、
展開もスリムな感じで好きだった。

ルーニー・マーラーって役によって随分印象が違う。
ドラゴン・タトゥーの女のリスベットとは別人。

ジュード・ローの追い詰められ感は、その髪型による効果も大きかったような気がしないでもない。

★★★★☆

嘘と病気と薬に対する風刺の効いた推理サスペンスとして十分楽しめた作品。

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2013年9月18日水曜日

スター・トレック イントゥ・ダークネス:Star Trek Into Darkness



スター・トレックの世界観をあまり理解してない状態で観て来た。

宇宙艦船データ基地がテロに遭い爆破される。犯人を追いながら、その正体と宇宙艦隊とのかかわり、テロの目的を解明する話。

スター・トレックってエンタープライズを中心にした学園ドラマなのかな?
友情とか校則とかそういったものを理解したり壊したりしながら皆で成長する物語。

カーク君の規則に囚われない腕白坊主なキャラが、
きっとアメリカでは愛されているんだろうなぁ。

やんちゃ振りがあまりにも予測可能なので個人的には乗り切れないけど、
多くのアメリカ人は人情味を感じて「Yes!」とか言って自分を重ねたりするんだろうな。

映像は派手で凄いけど、何故か印象に残らない。
世界観に目新しさを感じないのは、もともとが60年代のテレビドラマだから仕方が無いかな。

スポックが意外に武闘派だったのには唯一驚いた。

★★★☆

腕白でもたくましく人情味あふれる大人になって欲しいという親の願いに溢れる映画。

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2013年9月17日火曜日

ワールド・ウォーZ:World War Z



なんでみんなゾンビ映画が好きなんだろう?

爆発的な感染力をもつゾンビウィルスが蔓延し人類滅亡まで秒読み段階。元国連調査員の主人公がその発生源の特定とワクチン開発の為のプロジェクトチームに召集され、奔走する話。

意外と面白かった。

免疫学者がウィルスや生物について語るうんちくや、
徐々に明らかになる感染の特徴など、
そうかもしれない、そうなんだとそこそこ納得出来て違和感がなかった。

そしてなんと言っても、主人公ブラピの
洞察力、判断力、行動力が格好いい。

どうせ死ぬならそうするしかないよね!
でもオレだったら絶対無理!みたいなシーンが何度かあって、
ふぅって感じ。

最後の方で展開が読め始めると少しトーンダウンするけど、
まぁそれは仕方が無いかな。

最近は疾走するゾンビが支流だけど、
この映画はゆっくり徘徊するゾンビも味わえるように作ってあって
往年のゾンビファンは喜ぶんじゃないだろうかって勝手なこと考えた。

★★★★

生き残る為には、洞察力、判断力、行動力なんですね!って所を味わえる映画。




2013年9月15日日曜日

秋を見つけに行こう:筑西から三郷へ

Akeno Theater by ketchin
Akeno Theater, a photo by ketchin on Flickr.
9月8日。久しぶりに友達と写真を撮りながらドライブしてきた。
生憎の空模様だったけど楽しかったなぁ。

今回は茨城の筑西市から南下して三郷まで。 
関鉄常総線・黒子駅集合→某劇場跡→あけのひまわりフェスティバル
→お茶休憩→坂野家住宅串焼はらはま

上の写真は劇場跡で撮った一枚。
初めてのDelta3200。
今回撮った写真はアンダー過ぎてトホホな感じ。
アンダーで撮ってたんだけど予想以上にドアンダー。
やっぱり適正を目指して撮るのが一番かなぁ(苦笑)

意外に移動とお茶タイムに時間がかかって
坂野屋住宅に着いたのは閉館20分前。
しかし従業員さんは嫌な顔もせず、閉館時間を少し遅らせてくれたり、
閉めた雨戸を開けてくれたりととっても親切。
有り難かった。

これが日本人の「お・も・て・な・し」マインドなのか?
次はもっと時間に余裕をもって竹林なんかも撮影に行きたいと思った。

坂野家住宅もそうだけど、茨城は都心から近いということもあり、
映画やテレビのロケ地が至る所にあるようで、
出かける前にいばらきフィルムコミッションのページを見てたら、
色々と発見があって面白かった。
何処かに行くときはフィルムコミッションで情報を収集するのもいい方法かも。

夕飯を食べた「串焼はらはま」の焼き鳥は、レアな焼き加減で凄く美味かった。
ささみ、レバー、せせり、etc、思い出すと食べたくなる。

長い一日になると思ったらあっと言う間だった。
みんなで撮影に出かけるのは楽しいし刺激になるねやっぱり。

まぁ、写真撮らずにずっと喋ってるだけでも楽しいけどねwww

2013年9月5日木曜日

マン・オブ・スティール:Man of Steel



IMAX3Dで観て来た。

高度な文明を持っていたものの、エネルギーを使い果たして滅びつつあるクリプトン星から種の存続の望みを掛け地球に送られた主人公が、自分たちの文明復興の為に地球を征服に来たクリプトン星の生き残りと戦うことになる話。

個人的に久しぶりのスーパーマン。
クリプトン星のお父さん役がマーロン・ブランドだった作品以来かも。

種族(民族)の存続と地球(国)の存続とどちらを選択すべきなのか?
異端が信頼を得るにはどうすればいいのか?

地球人と違う自分の存在に苦悩するクラークが、前半なんとも物悲しいく、
そんなクラークを我が身以上に心配する地球の両親がとっても素敵だった。

言葉少ないその振る舞いがジーンとさせる。

後半のアクションは前半と違ってかなり派手。
CGありきで、弱点の分からない超人同士の戦いは、
街全体をリングにしたプロレスのようで、
普通だったらものの数分で飽きてしまうけど、今回はギリギリ最後まで観れた。

IMAXのお陰か、見せ方のお陰か正直分からない。

★★★★

リアルに描くことを考えて社会問題や文明批判なんかも入れたけどこれは娯楽映画なんだよという葛藤が垣間見える作品。

ゾッド将軍が抱える正義と使命感を共感出来るように描いたら、
もっと厚みのある映画になったと思うけど、観ている方は混乱するかな。

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2013年9月1日日曜日

ホワイトハウス・ダウン:White House Down



レイトショーで観てきた。

ホワイトハウスの軍事機能と大統領の権限を利用するために武装集団がホワイトハウスを占拠。たまたま政治オタクの娘とホワイトハウス見学中だった議員護衛官の主人公が、大統領と娘を救出するためにその武装集団と戦う話。

ダイハードのホワイトハウス版。

前半の会話の端々に出てきた内容が複線としてちゃんと機能してて、
そこそこ楽しめた。

リーダーの絶対権力とリーダー無しでは何も決められない構造の可笑しさが描かれている。

武器弾薬が飛び交うお祭りアクション映画は、
主人公にはほとんど弾が当たらない、
撃たれたら即死の状況で、敵が素手で戦いを挑んでくる、
というセオリーがあるので、

弾に当たらずに済んだ危機一髪感と、
素手で戦わざる負えない環境づくりが重要だと思った。

★★★☆

アクション娯楽映画の脚本のスタンダードってこんな感じかなって思える作品。

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2013年8月29日木曜日

パシフィック・リム:Pacific Rim



2D字幕版と、IMAX3D吹き替え版と2回鑑賞。

太平洋の海底から巨大生物(怪獣)が突如出現。人類の知恵を絞って作り上げた巨大ロボットを駆使して一時的に勝利するも、怪獣の進化と出現回数の増加から劣勢に追い込まれる。上層部から計画中止が言い渡される中、科学者たちと作戦本部が怪獣の秘密を解き明かし最終決戦に挑む話。

子供の頃に怪獣映画やウルトラマンを観て感じたワクワク感が蘇った。

登場人物たちの人間関係などは確かに深みが無く紋切り型な感は否めないが、
おそらく低年齢層を考慮して理解しやすさを優先させた結果なのだろう。

思想や複雑な人間の感情を扱った映画ではない。
これは怪獣とロボットが戦うアクション映画なのだ。

TwitterのTLで誰かが言っていた
「AVに複雑な感情とストーリーは邪魔、大切なのはボディと絡み!」って。

この映画が真に大切にしていたのも
ロボットのメカニックな機構と怪獣のボディ、そして絡み。

そう思って観た2回目は十分にこの映画を楽しめた。

★★★★

怪獣やロボットのフィギュアで遊んでいた時に脳内で展開されていた世界に再び連れ戻してくれる映画。

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2013年8月14日水曜日

トゥ・ザ・ワンダー:TO THE WONDER



直ぐ終わっちゃうと思って観てきた。

一組のカップルの 「いちゃいちゃ、よそ見、もとさや、いちゃいちゃ、ケンカ、浮気、破綻」と、神父の「神さまいる?いない?愛?義務?使命?」の自問自答が写されている。

ストーリーはちゃんとあるけど、
どのようにして知り合ったカップルなのか?ケンカの原因は何か?など、
具体的な部分は省略されている。

自分の経験を投影しながら映画を完成させてくださいといった感じの作り。

具体的な所を省略し、話を一般化することによって、多くの共感と時代に左右されない普遍性を手に入れようとしたのだろうか?

正直、主人公達に感情移入できるほどの物語でも、
自分のことをかえりみれる鏡でもなかったな。

映像は綺麗だったけど感動まではなかった。
(数箇所いいなぁって思ったけど)

★★☆

監督が綺麗な女優さんを追いかけながら、自分の過去の恋愛を懐かしんでるんじゃないかと思える作品。

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省略することによって多くを語るのが一流の監督だと思うんだけどな。


2013年8月10日土曜日

風立ちぬ。



予告を観たときからちょっと泣いてた。

幼少の頃から飛行機作りに夢を抱いていた主人公を中心に、仕事への情熱や妻となる女性とその時代の人たちの気質が織り成す風景を描いた作品。

描かれている時代に生きていたわけではないのに、
ものすごい既視感があった。

屋根瓦の感触、
地震の時のあの暗く淀んだ感じ、
汽車からの風景と、流れる景色の残像。
屋根に引っかかる紙飛行機。

なんでこんなに懐かしいんだって不思議だった。

記憶の中でのリアル感。

ドキュメントに大切なのは対象と撮る側の関係性だって誰かが言ってたけど、堀越二郎や菜穂子その他登場人物への敬意みたいなものが凄く感じられた。

主要登場人物の振る舞いがみんな素敵過ぎる。

木漏れ日や風の重みなどなど至る所に、
アニメーションで描くことへの拘りと楽しさが込められていた気がするな。

クリエーターとして堀越二郎に負けられないと思いながら造ってたんじゃないだろうか?

★★★★★

作品は解釈されることを望んでいない観られることを望んでいるんだって改めて思った映画。

しかし何故、あんなに号泣したんだろう(笑)


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2013年7月25日木曜日

裏日光

URA NIKKO by ketchin
URA NIKKO, a photo by ketchin on Flickr.
7月21日に日光へ写真を撮りに行ってきた。
日光は20年振りくらい。

日帰りで 、
霧降高原

裏日光(北野神社→白糸の滝→滝尾神社)

日光東照宮の正門周辺ぶらぶら。
というコース

写真は滝尾神社へ続く裏日光の参道。
観光客もほとんどいなくてひっそり。
緑が深く気持ちがいい場所でした。 

梅雨時期は霧に覆われ、秋は紅葉と、
四季折々で違う表情が楽しめる場所のようなので、
機会をつくってまた行きたいなぁ。

でもその前に今度は奥日光もいいなぁ。

2013年7月10日水曜日

男7人みちのくツアー。

Outdoor Noh Stage

先週の土日に先輩達と鳴子温泉に一泊して来た。

男7人みちのくツアー。

レンタカーに乗って
自宅→中尊寺(世界遺産)→毛越寺→鳴子温泉(宿泊)
→鳴子のかんけつ泉→上杉城史苑→喜多方(坂内食堂のラーメン)→帰宅
というルート。

楽しかった。

写真は中尊寺の能舞台前での一枚。
観光客の女性が熱心に眺めてました。

こういう歴史あるところに行って、
樹齢数百年の大木の間を歩いていると、

時の流れって凄いなぁ、
この木からみれば、
人間の一生なんてあっという間なんだろうなって思うよねぇ。

当日は晴れで気温が高くなる予報だったので、
カメラにTmax100入れて家を出たら、
現地はパラパラと雨が降ったり止んだり。

暗くて手振れが多発。

やっぱり現場でフィルム入れないと駄目ね。

2013年7月8日月曜日

アフター・アース:After Earth



観るの無くて観てきた。

宇宙航海中の事故で人類が住まなくなって久しい地球に不時着した親子。凶暴なジャングルと化した地球で、怪我をした父に代わり、落下した遭難信号発信機を探す息子の話。

「危険は実際に存在するが、恐怖は自分の中にしかない」ことを悟ることが、
クールな大人への第一歩として描かれている。

息子が恐怖に打ち勝ち成長する様子をもっと実感出来れば、
それなりに感動できたのかも。

駄々っ子な息子に好意を抱くきっかけが掴めなかったので、
最後まで感情移入出来なかったなぁ。

★★

親子の映画ごっこという偏見を払拭して観れるかを試される映画。

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2013年6月30日日曜日

BoneOut(ボーンナウト)



先輩に誘われて、
ボーンナウトというジャズ・ファンク・クァルテットのライブを観てきた。

BoneOut
 村長(Tb)
 ヤマザキタケル(Key)
 笹井BJ克彦(Bs)
 衣笠智英(Ds)

ゲスト:小久保泰延(Ds)

ヤマザキさんは正式メンバーではなくて助っ人だそうです。
ゲストの小久保さんは先輩のドラムの先生。

30名も入れば一杯のラウンジでのライブだったんですが、
MCもユーモアたっぷり、和ませて、演奏で圧倒するという、
絵に描いたように楽しいライブでした。

普段は全く、ジャズとかファンクとか聴かないんだけど、
カッコよかった。

大音量で圧倒すると思えば、
小声で話してても、分かっちゃうくらいの音量で引き込む
そのメリハリがやっぱり一流の人たちは凄いですね。

練習しなきゃなぁ。
(とライブを観た日だけは思う。。。)



2013年6月27日木曜日

モノクロ手焼きプリント初体験


先日、自宅にラボを持つ友人宅で手焼きプリントを体験させてもらいました。
上に写っているのが今回プリントした写真です。

用紙サイズは
小さい方が2L判(127×177.8mm)
大きい方が四切(254×304.8mm)

いやぁ、面白かった。出来上がったプリントを見てちょっと感激。

いつもはフィルムをスキャンしたデータしか見てないので、
こうして印画紙に焼いてみると、

おおぉ綺麗!写、写、写真だ!
フィルムと印画紙、何か不思議で面白い!

って、はしゃいじゃいました。
また少しの加減で仕上がりが随分違うのにも驚いた。

基本的な作業は思ってたよりもシンプル。
暗室の中で、
1)印画紙にフィルムを数秒間映写し、
その後印画紙を、
2)現像液に約1分、
3)停止液に約10秒、
4)定着液に約1分浸して、
5)最後に水洗いして乾燥。

印画紙は感光剤が塗ってあって、現像液に浸すと、光が沢山当たった所は真っ黒くなり、少ししか当たらなかった所はグレー、全く当たらなかった所は白いまま(紙の色のまま)になる。

つまり、ネガフィルムで印画紙の上に影をつくって光の当たる量を調整して画像をつくるんですね。フィルム上の色の薄いところは光を沢山通すので印画紙上では黒くなりやすく、濃いところはグレーや白になる。

なるほどねぇと、こんな基本的なことに感心してしまった。
このシステム考えた人だれ?天才!

行程はシンプルでも映写する秒数や、現像時間の調整などなど、かなり奥が深そう。
映写時間が1秒違うだけでも出来上がりの印象が違い、
自分のイメージに近づけるのに数回テストが必要でした。
拘りだしたら一日篭りっきりになりそうです(笑)

友人はフィルムを印画紙に映写する機械(引き伸ばし機)のセットとその他付属品を
オークションで4万円程度と格安で購入したらしいのですが、

何だか、欲しくなってきたかも。。。

ああぁ、ほんと、今回も楽しい体験をさせて頂きました!
ありがとう!!!

2013年6月26日水曜日

Roses

Roses by ketchin
Roses, a photo by ketchin on Flickr.
6月17日。茨城県フラワーパークにバラを撮りに行ってきた。

世界中のバラが650種類。30000株植えてあるそうです。

残念ながら、バラはもう見ごろを過ぎた感じでした。6月上旬はかなり迫力があったんじゃないかな。

ちょうど今は紫陽花が見ごろかも。
公園奥の斜面に紫陽花が咲き始めていて、満開になったらかなり凄そうでしたよ。

茨城県フラワーパーク

2013年6月25日火曜日

華麗なるギャツビー:The Great Gatsby



原作を読んだことがあるような無いような曖昧な状態で観てきた。

一代で巨万の富を築いた男が、結婚してしまったかつての恋人との失われた時間と愛情を取り戻そうとする話。

愛する人との結婚の資格を手に入れる為に富を築き、愛する人との再会の為に毎夜パーティを開き、愛する人は自分こそを本当に愛しているという自信、そして彼女への自己犠牲の精神が、あり得ないと思いつつ、1920年代のアメリカの中で、なぜか痛々しい程に純粋に感じられてくるから不思議だった。

アホな男だなぁって思ってたギャツビーに
最後は同情していて、やりきれない気持ちになってた。

切ない。

予告で観た時は派手派手に大げさだし、
ディカプリオも駄目そうだなって思ってたけど、
派手派手な部分も終盤との対比として機能してたし、
ディカプリオも良かった。

★★★★

歩み寄る不幸を前に、ただ希望って何だろうって考えさせる映画。

クラッシックカーのスピード感はギャツビーの焦燥感だったんじゃないだろうか。


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※この映画は3Dで観た方が面白いと思う。

2013年6月19日水曜日

グランド・マスター:The Grandmaster



久しぶりのウォン・カーワァイ作品。

1930年代の中国。カンフーの流派を統括している宗師(グランドマスター)がカンフーの存続を願って引退を表明。後継者に選ばれた者、退けられた者、伝統の家柄の娘、会派に属さない男、それぞれが日中戦争・世界大戦という不幸な時代に翻弄される話。

かな?

グランドマスターを決める頂上対決ではなかった。

映像は綺麗で、
スローモーションとアップを多用したアクションも迫力あります。

しかし、長い長い話を上映時間の関係上短くしてしまって、
いったい何だったのか分からなくしてしまった感じの出来上がり。

伝承も、恋も、復讐も、出会いも、時代も描いてあるけど、
どれも中途半端な感じがした。

主人公をルオメイにして、その視点で物語った方が、
いろいろ面白かったんじゃないかなって思った。

ウォン・カーワァイ作品の男女のフェロモン放出系的な部分も少し弱かった気がする。
(いや、自分が不感症になってきたのか?)

でもチャン・ツィイーはよかったな。
他のイケメンたちは時が流れてもずっと同じイケメンだったけど、
チャン・ツィイーは色んな表情を見せてて引き寄せられた。

★★★

アクションシーンがワンパターに陥ってしまって途中で止めてしまったんじゃないかと思える作品。

カミソリ役のチャン・チェンって「クーリンチェ少年殺人事件」の主人公の少年を演じてた人だったのね。カッコよくなったなぁ。

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最初の方は死亡遊戯の五重の塔へのオマージュなのかな。

2013年6月9日日曜日

オブリビオン:Oblivion



もう随分経つけど、初日に観てきた。
初日に行くと特典でなんか貰えたりするけど、これは無かった。

エイリアンから侵略を受けて、人類が他の惑星に移住した後の地球。資源としての海を守るため地球に残っている主人公は、任務の障害になるという理由で過去の記憶を消されているが、あるきっかけによりその記憶を取り戻していく話。

2001年宇宙の旅、スターウォーズ、猿の惑星、マトリクスがミックスされているような世界観。
いろいろ元ネタ探しとか出来そうに作ってあるのかな?

登場するガジェットは中々凝ってるし、
レッド・ツェッペリンの曲がかかったりする変な意外性があったりして、
まぁまぁ面白かった。

この映画、神が人を創ったという思想が根付いている人たちと、
進化論の人たちとでは感じ方が随分違うんじゃないだろうか。

人は神のクローンって感覚で観たら
また違った感想になりそうな映画でした。

★★★☆

人工知能が暴走したら超怖いよって感覚が味わえる映画。

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2013年6月6日木曜日

Enoshima shooting

Enoshima shooting by ketchin
Enoshima shooting, a photo by ketchin on Flickr.
江ノ島行ってきた。

実は初めての江ノ島。
高速使って約2時間半で意外と近い。

目的は「しらすの軍艦巻き
足掛け2年の念願が叶いました。

ちなみに今回行った軍艦巻きのお店は「海しゃり」さんです。
腰越駅の近く、すごく感じのいいお店でした。

食べに行こうという話が出てから2年があっという間。
時間の流れが速すぎてめまいがします。

写真は江ノ島のカフェーマルで撮った一枚。

2013年5月27日月曜日

モネ・ゲーム:Gambit



コーエン兄弟が脚本だということで観てきた。

メディア王で美術品収集家の社長にコケにされている美術学芸員が、社長に贋作を売りつけ一儲けを企む話。

これは「泥棒貴族(1967年)」のリメイクだったんですね。

ほんとに軽い喜劇だった。

キャメロン・ディアスのジーンズ姿が可愛かった。
けど、他にこれといった感想が浮かばない。

英語が分かれば、会話の中に面白い要素が沢山あったのかもな。

★★☆

騙す騙されるスリルってなんだろうって思った作品。

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2013年5月21日火曜日

Ishihama beach

Ishihama beach by ketchin
Ishihama beach, a photo by ketchin on Flickr.
近所の海水浴場で撮った一枚。

憧れのHasselblad500cmを購入して約3ヶ月が経ち、
未だに試行錯誤中。

次はフィルター付けて撮ってみるか。

2013年5月20日月曜日

ラストスタンド:The Last Stand

 

シュワちゃん主演復帰作。

ラスベガスから移送中の麻薬王が仲間の力を借りて脱走し、国境に面したアメリカの片田舎を経由してメキシコへ国外逃亡を企てる。その片田舎で保安官をしているシュワちゃんと平和ボケした仲間が麻薬王とその仲間と戦う話。

派手なアクションの合間に緩いやり取りがあるシュワちゃんテイスト。

面白かった。

カーアクションや銃撃戦は派手だけど
ちょっと控えめに強弱つけてるところが好感持てた。

ハリー・ディーン・スタントンやフォレスト・ウィテカーなど、
脇役も意外と豪華だし、若い俳優の方々がみんなカッコイイ。
ダイナーの従業員役の女の子が特に可愛い。

監督のキム・ジウンは韓国映画「悪魔を見た」の監督でこれがハリウッド・デビューなんですね。
「悪魔を見た」も途中しつこかったけど面白かったな。

★★★★

ドル箱スターの軽いアクション映画のスタンダードってこんな感じかなって思った作品。

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2013年5月17日金曜日

L.A. ギャング ストーリー:Gangster Squad



久しぶりに劇場で観てきた。

1950年代。先住民からメキシコ人が奪い、さらに白人が奪ったロサンゼルスがユダヤ人マフィアに奪われ犯罪が多発している真っ只中。マフィアから街を奪い返すために、ロス市警が秘密部隊を組織し戦いを挑む話。

アンタッチャブルのL.A版みたいな感じ。
実際、アンタッチャブルへのオマージュ的なシーンや音楽もあったりする。

そこそこ面白かった。

ライアン・ゴズリングがニヒルな男をクールに演じてたけど、
全体的には特攻野郎Aチームのような体育会系映画。

チーム作り、初仕事の失敗、仲間意識の芽生え、仲間の死、
仲間割れ、再集結、団結して問題を解決というプロットが
流れ作業的に描かれている感が否めないけど、嫌いじゃないかな。

B級映画的な雰囲気がちょっとだけ流れているのが良かったのかもしれない。

ライアン・ゴズリングの気取った所作は
映画がカッコイイを創出していた時代を懐かしんでいるようでさえある。

いや、懐かしんでるのは僕か。

★★★☆

リアルな人間像だけじゃなく、映画なんだから気取りに気取ってカッコつけてる登場人物も魅力的って改めて思えた作品。

まぁ、ライアン・ゴズリングが主役じゃないんだけどね、この映画。

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2013年5月6日月曜日

神保彰ワンマンオーケストラ・ドラムからくり全国行脚2013


4月27日、妻・義父母と先輩と5人で観てきた。

テレビで何度か見たことはあったけど、生で見るのは初めて。

ドラム一台でメロディーとリズムを刻んで演奏する。
一瞬カラオケにあわせてリズムを刻んでるだけかと思ったら、
生演奏なのだそうだ。

電子ドラムの部分がシンセのようになっていて、
スイッチングを上手く使いながらプログラムを読み出し、
メロディーを奏でてるのかなぁ。

なんとも不思議で、圧巻。

前半と後半の2ステージ構成で約2時間。

ベートーベンの運命からはじまり、
昭和のヒット曲、
マイケルジャクソンのメロディー
ジャズ、レディー・ガガ、
パイレーツ・オブ・カリビアンなどの映画音楽まで、
広い世代で楽しめる演目でした。

妻はサイン貰ってた。

プロの演奏を目の前で観るとやっぱり刺激になりますねぇ。

2013年5月3日金曜日

アイアンマン3:Iron Man 3



アイアンマン・ファンとして不安を抱え観てきた。

アベンジャーズの戦で知った異次元や宇宙人の存在、そしてその戦いの後遺症から少々ノイローゼ気味のトニー・スタークが、最新テロで世間を脅かす男とその黒幕たちと戦う話。

イスラム過激派との戦いかと思いきや...という展開は面白かったけど、
相手があまりにも一般人の常識では理解不能な相手だったので、ちょっと途方に暮れた。

ローテクとハイテクが合わさったような感じが好きだったので、
アイアンマンの世界では戦う相手は人間でいてほしかったな。

毎回思うんだけど、戦う対象が人間じゃないときは、
弱点なり、限界なりをある程度示してくれないと、
ピンポン玉の打ち合いを見せられているような気になっちゃうんだよね。

オレだけかな?

ベン・キングズレーの演技は素晴らしかった(笑)

★★★

3作目って至る所に無理やり感が出てきてしまう鬼門なのかもって思える作品。

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トイ・ストーリーは3作目が一番良かったんだけどな。
ゴッドファーザー3は1・2のダイジェストとして泣けた。

2013年4月28日日曜日

リンカーン:Lincoln



期待に胸膨らませ観てきた。

多くの戦死者を出し続けるアメリカ南北戦争終盤、南軍からの和平の申し出を受ければ戦争を終結できる状況下、戦争の早期終結よりも、奴隷解放の為の憲法修正案の採決に政治生命をかけるリンカーンの話。

南北戦争の知識は殆どないし、
この当時のアメリカ議会のシステムもイマイチ分からないけど、

1)南北戦争は奴隷解放に反対する勢力との内戦で、
2)リンカーンの所属するのが共和党、奴隷解放の為の憲法修正案に反対なのが民主党で
3)共和党内でも、派閥間で意見の対立があり、急進派は人種差別撤廃も必要と主張して中々言うことを聞かない、
4)そして全体的な風潮として、奴隷解放よりも、和平を受け入れて戦争を早く終わらせた方が、犠牲者が少なくていいんじゃね?

という状況下での話だということが分かればいいのかな?

リンカーンが絶えずしんどそうにしている。
歩く姿を背中から捉えたショットが多いが、背中を少し丸め、
ゆっくり歩く姿は本当にしんどそう。

目的のために手段を選ばない人
悲惨な現実に目的を見失う人
目的のために理念を曲げる人

多くの人が死んでいく状況下に自分が居たら、
目的とか見失っちゃいそうって思いながら観てた。

感動的な見せ場を意図的に少し外して描いているのか、
カタルシス無く、後味すっきりでは無い。
でもきっとそれはリンカーンの心中を表現してるのかも知れないな。

★★★★

奴隷制度廃止イコール人種差別撤廃では無いってことをとっても、社会システムの急激な変化は多くの人に恐怖と不安を与えるものなんだなと考えさせる映画。

2013年4月26日金曜日

After the rain

After the rain by ketchin
After the rain, a photo by ketchin on Flickr.
先日、埼玉県の県立別所沼公園で撮った一枚。

本当は川越に行って遊ぶ予定でしたが、
前日からの雨と予想される冷え込みを考慮して、
友達の地元の公園へ。

雨の上がった新緑の公園は清々しくてとても気持ちよかった。

ほんと、みんなでカメラもって出かけるのはどこへ行っても楽しい。

2013年4月24日水曜日

ヒッチコック:Hitchcock



随分前にレイトショーで観てきた。

もう歳だと囁かれ若手監督台頭で人気に陰りがさしてきたヒッチコックが、
プライドをかけ、予算を工面し、映倫を乗り越え、夫婦間のすれ違いと絆に悩みつつ、
映画サイコをリリースする。一方妻アルマは彼への献身とクリエーターとしての自我の間で揺れ動く。

ヌード撮影を巡る映倫との駆け引きは面白かったな。

奥様のアルマは、
クリエーターとしての信頼度が絶大だったんですね。
脚本から編集にいたるまでヒッチコック映画に関わってたなんて知らなかった。
自分の献身に無自覚なヒッチコックに詰め寄る彼女は迫力があったな。

予告を観た時はメーキャップがやり過ぎって思ったけど、
実際には不思議と違和感がなかった。

あの風貌が飄々としたヒッチコックの発言にユーモアを加えていた気がする。

でも一番この映画で惹かれたのはジャネット・リー役のスカーレット・ヨハンソン。
もうセクシーで可愛い。
笑顔がチャーミング。
彼女が登場すると映画全体がホッとする。
シャワーシーンも熱演してた。

彼女目当てにもう一回観てもいいかも。

この映画の中でのヒッチコック作品の評価と、現在の評価が微妙にズレているのも新鮮で面白かった。

★★★★

スタジオシステムの中では、監督の思い通りに作品が出来上がらないことも多いが、
逆に磨かれ良くなることもあることを垣間見れる作品。

オフィシャルサイト

映画の中でオーソン・ウェルズの「黒い罠」の話が出てくるけど、
こちらも名作、必見の映画です。

パンフレットまだ持ってた。

2013年4月19日金曜日

Country road

Country road by ketchin
Country road, a photo by ketchin on Flickr.
先日、実家倉庫に、
昔8mmを撮ってたときに使ってた三脚があったはずだと探したら、
ありました、ありました。
錆付いているし、塗装は剥離してみすぼらしい状態だけど、
まぁ20年振りくらいの対面だからしょうがない。

僕のHasselblad500cmには三脚用の穴みたいなのが2個あるんだけど、
小さい穴の方にばっちり合う。(もう一つの穴は何?)

台座は遊びがあって水平に固定するのに少し難儀する。
水平に固定して手を離すと、カクッと少し右に傾く(苦笑)

でもOK、OK、気にしないっと言い聞かせ、
ちょっと近場で撮影してきた。

ハッセルでのバルブ撮影は初めて。

なんかワクワク。

頭のなかで1、2、3、4、5と数えて撮った写真が今回の写真。

ちょっと右に傾いてるような。。。
でも手持ちのときよりシャープに写ってるような気もします。

2013年4月17日水曜日

アンナ・カレーニナ:ANNA KARENINA



レイトショーで観てきた。

1870年代のロシア。浮気がばれて喧嘩している兄夫婦の元へ仲裁を頼まれ赴いたアンナは、兄嫁の妹キティが思いを寄せる青年将校と恋に落ち、不倫の中で自分を見失っていく。一方キティに思いを寄せる純朴な領主は失恋を機に生きることの意味を見出そうとする。

舞台演出を意識した場面転換が多様されていて面白かった。

ただ物語りとしては消化不良。

青年将校はイケメンだけど、人物像があまり描かれていないので、
立派な青年なのか、ただの軟派で無責任な男なのか分からない。
後半アンナが彼に向ける猜疑心に共感しやすいように
意図して描かなかったのかもしれないんだけど、
不倫カップルに惹かれるものが無くて、
うまく感情移入出来なかった。

また夫が頑なに離婚に応じない真意が正直今ひとつ理解できない。
世間体?子供の為?
実はこの時代としては普通の対応なのだろうか?

そしてもう一つの純朴な領主の話は、深みが無さ過ぎるんじゃないだろうか?
病気の兄との関係、農場での農民との生活を通して何かを悟るようだけど、
それが何なのかさっぱり分からない。

もう一回観てもきっと分からない気がする。

★★★1/2

ストーリー展開から見えないものって人は経験から読み解くのかなって思った作品。

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2013年4月14日日曜日

レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで:Revolutionary Road



録画鑑賞。

郊外に住む夫婦。夫は遠距離通勤のサラリーマン。妻はもと女優志望の専業主婦。不自由ない生活をしつつも、夫婦は繰り返される日常に充実感や生きる目的を見出せず、妻は夫や子に対する愛情も見失っている。そんな日常を抜け出し、特別な生活の場を夢見る話。

タイタニックのコンビ再び。

倦怠期夫婦の話はよくあるけど、
二人の他人が夫婦になるということを
最初から最後までネガティブな面から捕らえてて、
こんなに暗い気持ちにさせる映画は稀じゃないだろうか。

登場する他の夫婦もそれぞれに抱えているものがあって、
どの夫婦が理想的なのかは示されず、
見る側に夫婦のあり方を問いかけているように感じた。

その突き放したような中立的な語り手の立ち位置は嫌いじゃない。
しかしもう一度観たいとも思わないなぁ。

ケイト・ウィンスレットは凄かった。
少し見栄っ張りで浅はかな現実逃避者を頭の軽い人に見せなかったのは
彼女の存在感のお陰な気がする。

ちなみに監督のサム・メンデスってウィンスレットの旦那さんなんですね。
アメリカン・ビューティーでアカデミー監督賞・作品賞に輝いてます。

★★★★

ネガティブな面を通して、見る側にポジティブな面を考えさせる映画(なのかも)。
もしかして監督としてはブラックジョークのつもりなの?ってちょっと考えちゃう。

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2013年4月13日土曜日

パラノーマン ブライス・ホローの謎:ParaNorman



3D字幕版で観てきた。

魔女とゾンビ伝説のある町。霊が見えることで変人扱いされている主人公が、眠りから醒めた魔女、魔女によって蘇ったゾンビと対決する話。

人がゾンビになって徘徊する理由、
魔女が魔女になった理由が面白い。

ただのコメディだと思っていたら、
「恐怖と集団心理」や「イジメ問題」という重いテーマが、
風刺的にそして意外と真面目に描かれていてちょっと感心した。

CGではなくてストップモーションアニメで人形を一コマ一コマ撮影して作られているんですね。

キャラクターがいかにもアメリカな感じで笑える。
ただ個性が強すぎるので日本人受けしないかもってちょっと思った。
風刺的に戯画化されててコテコテ。

後半はゆるい感じから一転して意外と迫力がある。

★★★★

いじめる側ばかりじゃなく、いじめられる側にある問題にも触れているちょっと珍しい作品

主人公の履いていたスリッパ、かなり欲しいかも。

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2013年4月9日火曜日

Maddi Jane - Price Tag (Jessie J)



そろそろバンドの練習がはじまるっぽいな。
リーダーから電話があった。

テンション高める為に、YouTube見てたら、
マディ・ジェーンちゃんに再会。
(Maddi Jane:1998.9.4)

YouTubeアイドルって言うんですか?
12歳で初投稿したビデオが人気になって、
今ではプロデビューしてるみたいですね。

これ聴くと、音楽っていいなぁって思う。

「アッ」とか「イェッ」って言うところとても可愛い。
そしてなんと言っても楽しそう。
この感覚ってAKBとかアイドルに惹かれるのと同じかな。

ちなみにアデルのRolling in the Deepは原曲よりも、
マディちゃんのカバーで知りました。

あぁ、歌上手いって羨ましい。

2013年4月6日土曜日

ジャックと天空の巨人:Jack the Giant Slayer



3D日本語吹き替え版で観てきた。

童話、ジャックと豆の木がカスタマイズされた冒険もの。
天空に住む伝説の巨人を利用してこの世の征服を企む男と
人間世界に恨みをもつ巨人から祖国を守る話。

予想より面白かった。

リアリティの無い童話の世界へ、
あまり違和感なく誘導された。

でも何が面白かったのかなぁ。
股間がキュっとなる、高所恐怖症的な感覚?

人間食べちゃったりと意外と残酷なところ?
ローテクな戦い?

ハッピーエンドと思いつつも、
予想出来なかった最後の展開かな?

ハラハラドキドキのアクションもので、
大切だなぁって思うのは、危機一髪感。

例えば追うものと追われるものの距離感ってホント大事。
前のカットでは直ぐそこまで来てた敵が、次のカットでずっと後方にいたりすると、
ちょっとあれ?って思う。

この映画も距離感をもうちょっと上手くやってくれたら
もっとハラハラした気がするなぁ。
(カットされちゃってるだけかも知れないけどね。)

ブライアン・シンガー監督って
ユージュアル・サスペクツの監督だったのね。

★★★

最初の10分ほどで物語の背景を上手くまとめて
観客を誘導してるなぁって思えた作品。

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2013年4月3日水曜日

Cherry-blossom Shooting

Cherry-blossom Shooting by ketchin
Cherry-blossom Shooting, a photo by ketchin on Flickr.
今年は桜の開花が驚異的な早さでしたね。

写真は先日3月24日に行った井の頭公園での一枚。
桜は満開、訪れている人で橋は満杯でした。

約2週間遅れで、地元の桜も満開になりつつありますが、
今日の暴風雨でかなり散ってしまう予感。

今年はじっくり桜を撮ってないので踏ん張って欲しいところです。

自分もそうですが、日本人は桜が好きなんだなぁって、
写真撮るようになってから気がつきました。

2013年3月31日日曜日

フォトレタッチ。

初めてHasselbladでカラー写真を撮ってみた。
フィルムはEktar100。

自分で現像は出来ないので、某ラボに頼んだ。
今は現像が終わると、メールで連絡が来てネットから
スキャン画像をダウンロード出来るんですね。
いやはや便利。

で、下はダウンロードした画像。
一瞬、白茶けた画像になったなぁって思ったけど、
アンダーだった写真を全体が見えるように補正してくれているんですね。

で暗い所は暗いまま、自分でフィルムをスキャンしたのが下の写真。
アンダーだけど白茶けた感じはなくなった。
窓から見える景色が青っぽいのはフィルムの特性なのか、
スキャナーの特性なのか、その辺はよくわからない。

フォトレタッチの技術があれば上手い具合に直せるのかな?

きっとラボのスキャン画像の方が高い技術が駆使されているんでしょうね。
でも撮影時の自分のイメージは下の方が近いかな。

フィルムで撮影といっても、
このデジタル時代はフォトレタッチの知識も必要ですねぇ。

ラボに細かく指示とかみんなしてるのかな?

随分前に買った「フォトレタッチのいろは」をちゃんと読もう。
(自信ないけど)

Some kinda love



Live 93 - Double CD (アマゾン)はiPhoneに入れて何回も聴いてる。

カッコいいなぁ。
夜ジョギングしてて、Some kinda loveのお経みたいなリズムと、
歪んだギターが鳴り始めると気持ちが盛り上がってくるから不思議。

CDに入ってるテイクとYouTubeの演奏とは曲の長さが違うけど、
その時その時のノリと歪むギターに従って演奏してますって感じがいい。

生で聴いてみたいなぁ。

ちなみにこの曲、ヴェンダースの「パレルモ・シューティング」の中でも使われてた。
主人公がジュークボックスでかける曲。
そのシーンで主人公が見る幻覚にルー・リードが出てくるというオマケ付きで。

ヴェルベットを聴くと
上手いって何だろう、カッコいいって何だろうって
ゼロから考え直したくなります。

2013年3月26日火曜日

Greenhouse 2

Greenhouse 2 by ketchin
Greenhouse 2, a photo by ketchin on Flickr.
先日、井の頭自然文化園内にある熱帯鳥温室に行って来た。
老朽化が激しく3月いっぱいで引退だそうです。

ガラス張りの温室は天井が高く、
50年前は最先端の建物だったことが容易に想像出来ます。

今は錆びや汚れが多く、決して奇麗とは言えませんけど、
その廃墟的な佇まいが妙に新鮮でした。

鳥が放し飼い状態なのも驚き。
頭に雫が垂れて来たけど、あれ水滴だよね?
オシッコじゃなくて(焦

真っ赤な鳥が目を引いてシャッターを切りましたが、
赤とかオレンジってモノクロで撮ると白寄りのグレーになっちゃうんですね。

花を撮るときもほとんどが白になるので、
背景に濃い色を持ってくるように気をつけてるんだけど、
上手くいったり、行かなかったり。

もっと色んな人の写真みて勉強しよう。

井の頭自然文化園

2013年3月22日金曜日

クラウド アトラス: Cloud Atlas



輪廻転生的な話って聞いて観て来た。

3時間近い映画だけど、少しづつリンクする6つのストーリーが同時並行的に描かれている。

1)奴隷貿易船の話
2)クラウドアトラスという曲を巡る話。
3)オイルマネーに支配されている原子力開発の話。
4)一儲けした編集者がある施設に入れられる話。
5)統一国家に支配された未来の話。
6)文明が崩壊した後の遠い未来の話。

テーマは人間社会の根底で繰り返される弱肉強食の構図。
序列、差別、名誉、富、権力、
そういったものに対抗する位置づけのジャーナリズム、革命運動、そして宗教。

観終わった時に、疑問は多々残るけど、
ストーリーは意外と分かりやすいから良く纏まってるって言うんだろうなぁ。

最後まで飽きなかった。

ただ一人の役者さんが何役も演じてて、
それぞれがそれぞれの生まれ変わりを演じているのか、
そうではないのかちょっと分からなかった。

どちらかと言うとそうではないように見えた。

もう一回みれば頭がすっきりしそうだけど、
DVDでいいかな。

残念ながら
CGなどの先端技術と演技に対する過信から生まれるチープさを
所々に感じちゃう。

★★★1/2

時間軸の絡まりあったストーリーを頭で整理して
関係性を予想したり謎解きを楽しみたいときに観る映画。

映画に出てきた架空の小説「顔面パンチ」を読んでみたい。

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オズ はじまりの戦い: Oz: The Great and Powerful



3D吹き替え版を観て来た。

ジュディー・ガーランド版のオズの魔法使の前日譚。

DVDを観て予習してたので、
設定やセットが前作を踏まえているのは良く分かったけど、
どうせならミュージカルにすればよかったのにと思った。

頑張ってる感はあったけど少し中途半端。

まぁ、オズの魔法使いに繋がらなくてはならないので、
世界観を広げられなかったんだろうなぁ。

前作は「知恵、心、勇気」というテーマが分かりやすく描かれていて、
観ている側に人生を考えさせるものがあったけど、
今回はその辺も希薄だった気がする。

ただ、レイチェル・ワイズは綺麗だった。

★★

三世代家族で、前作の思い出を話しながら、
お孫さんが泣き出さない程度のソフトな冒険映画を楽しみたい時に観る映画。

主人公はヤリチン設定だけど...


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2013年3月20日水曜日

Mito Plum Blossom Festival

Mito Plum Blossom Festival by ketchin
Mito Plum Blossom Festival, a photo by ketchin on Flickr.
もう、世間はすっかり桜!さくら!サクラ!で、今頃感が漂う投稿ですが、
先週の木曜日(3月14日)、先輩と偕楽園に梅を撮りに行って来ました。

 梅は咲き始めって言って、満開よりもチラホラ咲き始めた頃を愛でるそうですね。
 この時は八分咲き位。

花撮るのって難しい。
おまけに梅の花は小さくて0.9mまでしか近づけない僕のレンズでは、
どう撮っていいか最後まで分からなかったっす(苦笑)

いろんな人の写真を手本にまた頑張ります。

上の写真は今年の水戸の梅大使。総勢10名いるみたいですね。
挫けつつあった心が、この微笑で癒されました。

また来年撮りに行こ。

2013年3月19日火曜日

Shinjuku Gyoen

Shinjuku Gyoen by ketchin
Shinjuku Gyoen, a photo by ketchin on Flickr.
3月17日の日曜日に二眼レフ愛好家のオフ会に参加してきました。
場所は新宿御苑。
twとinstagramでの呼びかけで集まった人数は20人位だったかな。

僕は妻のお供です。

みなさん気さくな方ばかり。
初めての方とはあまりお話できなかったけど、
楽しい会でした。

中には大判愛好家の方がいて、
撮った写真を見せてくれたり
実際にファインダーを覗かせてくれたりと
興奮しました。

新宿御苑、実ははじめて。
結構広いですね。

ほとんど写真撮らなかったので、
また撮りに行きたいな。

2013年3月18日月曜日

リトル・ダンサー:Billy Elliot


テレビで録画鑑賞。

イギリスの労働者階級の家庭に生まれたビリーが、バレエの才能を見込まれ、
父や貧困など自分の境遇と向き合いながら、プロのダンサーを目指す話。

他のイギリス労働者階級もの、フルモンティ、ブラスなどは観ていたけど、これは初見。

面白かった。

中流階級のバレエの先生の夫が失業中だと聞いたときの、
ビリーの表情には笑った。

主人公も素敵な表情をしてたけど、
先生や父親が後半とてもいい表情をする。

最後のシーンの親父の顔は観てるだけでこっちが泣けましたよ。

Tレックス、ジャム、クラッシュなど使われてた音楽も良かったし、
ダンスシーンのヘタウマな感じや、全体的に大げさに描いてないところにも好感持てた。

★★★★

ブリティッシュロックがうまれてくる背景をちょこっと感じたい時に見る作品。


2013年3月14日木曜日

シュガー・ラッシュ:Wreck-It Ralph



試写会に妻が当選したので一緒に行って来た。

ゲームの世界で悪役を務めるキャラクターのラルフ。住んでいるのは壊れたレンガが詰まれたゴミの山。そんなラルフが自分の役割や意義の改善に乗り出し、ヒーローになる為のコイン探しや、皆に苛められている女の子との出会いを通して自分のあり方を見つめ直す成長物語。

トイ・ストーリーと似たような設定だけど、
ゲームキャラクター達が住む世界の作り込みが面白い。

ゲームキャラクター達の行きかう駅が、あれだったり、
悪役たちが悩みを打ち明けあう場所が、あそこだったり、
上手いなぁと関心させられる。

難しいソフトウェア関連の話も視覚的に単純化して何となく分からせる。

単純で先が見えるストーリーでも、
作り手の知性とユーモアに溢れているので最後まで飽きなかった。


★★★★

想像力って何だっけ?って思ったときに見るといいかもな作品。

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2013年3月11日月曜日

キャビン:The Cabin in the Woods



全く予備知識無しで観にいった。

いとこの別荘に友達と遊びに行った学生たちが、
ある儀式に巻き込まれる話。

ホラー映画にありがちな設定を、
あるあるネタ的にコメディ化した作品だと気づけず、
歯車が合わないまま最後まで観てしまった。

真面目に背景にリアリティを求めながら観てはいけなかったんだ。
アイスクリームと思って食べ始めたら、ジャイアントカプリコだった。
そんな感じ。

ホラーマニアなら納得する色んな映画の引用が沢山あったんだろうな。
たぶん。

★1/2

暗闇で「わっ!」と脅かされる恐怖とアメリカンジョーク的な設定を楽しみたい時に観る作品。

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2013年3月10日日曜日

大人の見る繪本 生れてはみたけれど


小津安二郎28歳の時の監督作品

この作品、恥ずかしながら初見。

郊外に引っ越してきて
地元のガキ大将相手に悪戦苦闘しながら戦っている兄弟が、
厳格なはずの父が上司にペコペコおべっかを使っているのを目撃して、
へそを曲げる話。

これまた文句無く面白かった。

ふてくされて眠る子供たちを見る両親の温かさ、
子供の前で上司とどう接していいか分からないでいる父への
兄弟の振る舞い。

なんともいい。

生き生きと描かれた子供たち。
自分の思い出が描かれているようで不思議。
昭和生まれだからかな?

平成生まれの大人が観ても、描かれた子供たちの世界に
共感するところはあるんだろうか?


★★★★★

子供の世界には、大人には分からない秩序や流行があったっけなぁってことを
思い出すのに最良の作品。

2013年3月7日木曜日

板谷坂

Itaya zaka by ketchin
Itaya zaka, a photo by ketchin on Flickr.
地元の友達と鯨ヶ丘に行ってきた。
常陸太田市の小さな商店街。

3月31日まで「スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり」が開催されている。

ここには七つの坂がある。
写真はその一つ「板谷坂」

ちょうど下校時間だったらしく小学生が元気良く駆け下りて来た。

カメラを向けていた坂の方を不思議そうに見ながら
「何撮ってるの?」
「何で撮ってるの?」
「撮ってどうするの?」
質問はとても素朴だ。

上手い答えを探している内にあっという間に通り過ぎていった。

2013年3月5日火曜日

「世界にひとつのプレイブック」:Silver Linings Playbook



妻の浮気が原因で、妻と仕事と精神の安定を失っても、
まだ現実を受け止められず復縁を望んでいる男パットと、
派手な過去と辛い現実を味わいながらも、
前向きに生きようと努力している女性ティファニーとのラブストーリー。

復縁に執着している彼に何故そこまで惹かれたのか?

正直で一途な性格にか?
彼の精神的な苦痛に共感したからか?
はじめて会った時の彼の視線に恋をしたからか?

正直今でも分からないけど、
恋愛に理由なんて無いのかもしれないなぁ、
野暮だなオレって思いながら観てた。

この映画では地元のアメフトチームを家族や友達と応援することの中に、
アメリカ人にとっての平凡かつ普遍的な幸福感が投影されているようだった。

日本人の僕にとってアメフトの試合を巡るくだりの可笑しさは理解出来ないところが多かったけど、アカデミー作品賞へのノミネートは、きっとこの辺りに対する共感からなんだろうなぁ。

と、なんだかんだ思いつつ、最後泣いちゃった。

現在のアメリカが求める家族像を垣間見れる映画。

★★★1/2

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2013年3月3日日曜日

Audi quattro loves snow




実はTVでは見たことないんだけど、
今、TOHO CINEMASに映画を観に行くと、
このCMのショートバージョンが流れてる。

何回観てもいいなぁって思う。シンプルでとても好き。
使われてる曲が雰囲気をだしてるのかもしれない。

Daniel Norgren の Prettiest World

でもそれ以上に、登場する女性たちの動きがとても魅力的。

みんな可愛い。

2013年3月2日土曜日

「ジャンゴ 繋がれざる者」:Django Unchained



ジャンゴ

南北戦争の二年前。
賞金稼ぎに拾われた黒人奴隷が、奴隷として売られた妻を取り戻す話。

タランティーノによるマカロニウエスタン。

オープニング、音楽、動きの速いズームアップなど、
そうそう、マカロニウエスタンってそんな感じって思わせる演出がちりばめられている。
もちろんラップが掛かったり現代的な要素も沢山。

タランティーノの映画って登場人物が突然キレる。
それも表情を変えずにいきなりアクションを起こしたりすることも多い。

静から動への展開が速くしかも動の部分が強烈なインパクトをもっているので、
普通の会話中もハラハラ気が抜けない。一撃必殺の緊張感。

そういった特徴がこの西部劇には凄くはまってた。

演劇と違う映画の特徴の一つって視線だと思っているけど、
ジャンゴには様々な視線劇が描かれている。

恋人へ向ける視線、疑いを感じさせる視線、人を蔑む視線、人を騙そうとする視線…。

映画ってやっぱり視線劇なのかなって改めて思わせてくれた。

ユーモアもあって文句なく面白い映画だったよ。

単純なストーリーの中でアクションを堪能したい時に観る映画。

★★★★★

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2013年2月28日木曜日

Citroen in Ginza

Citroen in Ginza by ketchin
Citroen in Ginza, a photo by ketchin on Flickr.
銀座ってお洒落な人たちも多いけど、色んな車が停まってて、カーウォッチング的にも面白いなぁ。
格子状に走る通りには高級車から軽トラックまでホント様々、ついつい写真を撮りたくなってしまう。フランス車が停まってると、行ったこともないフランスにいる気分になるから不思議だ(笑)

2013年2月27日水曜日

Arcade Fire - The Suburbs



このビデオ、瑞々しくてとても好き。
監督はスパイク・ジョーンズ。

同監督のアダプテーションは自嘲的ユーモアがツボだった。

※リンクを貼る練習投稿

地元の漁協

歯医者の待ち時間にテスト投稿。
地元の港を撮った一枚。
小学生の時は夏休みになると毎日ここで遊んでた。
泳ぎは下手なんだけどね。

画像はPicasaに投稿されるのかな?

2013年2月26日火曜日

Hibiya

Hibiya by ebata4
Hibiya, a photo by ketchin on Flickr.
銀座松屋で開催された中古カメラ市に行ったついでに日比谷公園までちょっと足を伸ばして撮影。
日比谷公会堂階段の上から。

2013年2月24日日曜日

Parco Street

Parco Street by ebata4
Parco Street, a photo by ketchin on Flickr.
flickrからの連携テスト。
映画と写真のブログでも書こうかな。