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2013年10月26日土曜日

許されざる者



予告を観たときは凄くいい感じだったんだよなぁ。

明治維新を経て蝦夷に逃げてきた旧幕府軍の一人である主人公が、貧困から賞金稼ぎの仕事を請け負う話。

この映画を観る少し前にテレビでイーストウッドの許されざる者を観ていたので、
比べながら観てしまった。

西部劇を日本の時代劇に翻案しているところの面白さはそこそこ味わえたけど、
出てくる登場人物の人間関係が希薄に感じられて入り込めなかったな。

イーストウッドなら、2カットで説明してしまうような内容を、
柄本明が一人でしゃべって関係性を全部説明しようとしてた印象。
説明台詞が多すぎだと思った。

インディアンへの差別問題をアイヌに置き換えてたりしていたけど、そこに描かれているアイヌ社会がどうもリアルに感じられないのは、僕の知識が欠如しているからかな?

銃を刀に置き換えたアクションシーンを撮りたかったのだろうか?
最後の決闘シーンもスローモーションでアクションを誤魔化しているように思えて
迫力なかったな。

★★☆

それほど好きではないイーストウッドの許されざる者が如何に映画的だったかが再確認できる映画。


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2013年10月16日水曜日

トランス:trance



何の知識も持たないで観てきた。
観終わった後に疑問だらけになった。

オークション会場から絵画が盗まれる。窃盗団に盗みを持ちかけた従業員が、
彼らに渡さず何処かに絵を隠すが、頭を強打され記憶をなくしてしまいう。
彼らは絵画を探す為、催眠療法を使って記憶を呼びさまそうとする。

催眠中に見る映像と現実を交えて段々事件の背景が見えてくるんだけど、
どこまでが現実で、どこからが催眠映像なのかが上手く把握出来ず、
見終わった後、頭の中がごちゃごちゃ。

なのでちょっとここで整理してみる。(以下ネタバレになるかも)

つまりは、

嫉妬深い彼氏(サイモン)がストーカーチックになって嫌気がさした催眠療法士(エリザベス)が、自分のことを忘れるようにサイモンに催眠をかけ、その際に自分への償いとしてゴヤの名画が出品されたら絵を盗んで来る様にも指示していた。

で、名画が出品されることになり、何かの合図(ゴヤという単語か?魔女たちの飛翔か?2500万ポンドか?)で絵画を盗むことを思い出したサイモンは、窃盗団に話を持ちかけ実行する。

オークション当日、サイモンは盗みになんとか成功し、エリザベスから送られて来たメールの支持に従い彼女に渡す。

横取りされた窃盗団はサイモンを拷問するも記憶が無いので催眠療法を受けさせることにする。

自分のことを催眠で忘れているサイモンが診察を受けに来たのでエリザベスは不信に思いネットで調べると絵画の窃盗が単独犯ではなく窃盗団と組んで行ったものだと知る。

拷問されているサイモンを不憫に思うと同時に自分の身も危ないと思ったエリザベスは、
フランクをリーダーとする窃盗団に催眠をかけようと決意する。

催眠でサイモンの記憶を呼び戻すからとフランクたちに近づいたエリザベスは、記憶を呼び覚ますためにあなたたちにも催眠を少しかけなければならないと嫌がるフランクたちに催眠をかける。

催眠の深さを知るためフランクにキスさせよとするが上手くいかない。
しかし徐々にフランクへの催眠が深くなり、操ってベットにまで招き入れることに成功する。

フランクを深い催眠状態にしたエリザベスは、サイモンに銃と取らせてフランクたちを皆殺しに出来ることをフランクに思い知らせ、絵やこの件のことは忘れるようメッセージを送る。

という話だったのか?
多分誰も死んでないと思う。

でも自信無い。

ネット上にはサイモンとフランク同一人物説まであって、観た人で意見がまちまち。
DVDでもう一度観たら分かるかな.....。

★★★★

新手の夢オチ映画.....だったのか?


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2013年10月13日日曜日

エリジウム:Elysium



かなり前なので記憶が定かじゃない....。
IMAXで観て来たのは確か。

格差の著しい近未来。死を宣告された貧困層の主人公が、超富裕層のみが持つ医療機器で病を治そうと宇宙コロニー・エリジウムに乗り込む話。

主人公をサポートする仲間が何者たちなのかよく分からないけど、
なんとなくノリで見れるから不思議。

スペースコロニーなどの世界観って決して新しくないけど、
近未来がそこまで来ているようなリアリティを感じられて新鮮だった。

精密機械を作っている工場が下町工場のような薄汚い所だったり、
骨組みだけに見えるけどよく考えたらハイテク機器だよなぁと思うものなど、
アナログ的な機械感とハイテクなデジタル感が上手い具合に混ざってて面白かった。
今の流行なのかな?

富裕層が貧民層を差別し食い物にしているという図式は、
あまりに単純すぎる気もするけど、
南アフリカ出身の監督の作品って思うと、
地域によっては現実がそのように見えたりするのかなぁって思ったり、
もしかしたらいつの間にか自分の環境も?って考えたりした。

★★★★

ちょっとした所の創意工夫の積み重ねが世界観に個性を持たせるのかなぁって思った作品

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