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2013年9月19日木曜日

サイド・エフェクト:Side Effects



何の知識も持たずに観て来た。

精神科医を勤める主人公。患者が薬の副作用で夫を殺してしまう事件が起こる。その結果、製薬会社や家族の信頼を失い社会的に追い詰められるが、身の潔白を証明しようと、事件と自分を取り巻く状況を改めて検証していく話。

いやぁ、面白かった。予想以上。

うつ病や薬に対する先入観と偏見を上手く利用して物語が作られてた。

うつ病は未来を築けない病。
男は生まれながらに嘘を、女は詐病を身につける。
こういった考え方は極端に人間不信的でどうかと思うけど、
この物語を支える偏見としては十分に効果があったと思う。

物語の理解に必要な法律の基礎知識も必要十分な説明で、
展開もスリムな感じで好きだった。

ルーニー・マーラーって役によって随分印象が違う。
ドラゴン・タトゥーの女のリスベットとは別人。

ジュード・ローの追い詰められ感は、その髪型による効果も大きかったような気がしないでもない。

★★★★☆

嘘と病気と薬に対する風刺の効いた推理サスペンスとして十分楽しめた作品。

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2013年9月18日水曜日

スター・トレック イントゥ・ダークネス:Star Trek Into Darkness



スター・トレックの世界観をあまり理解してない状態で観て来た。

宇宙艦船データ基地がテロに遭い爆破される。犯人を追いながら、その正体と宇宙艦隊とのかかわり、テロの目的を解明する話。

スター・トレックってエンタープライズを中心にした学園ドラマなのかな?
友情とか校則とかそういったものを理解したり壊したりしながら皆で成長する物語。

カーク君の規則に囚われない腕白坊主なキャラが、
きっとアメリカでは愛されているんだろうなぁ。

やんちゃ振りがあまりにも予測可能なので個人的には乗り切れないけど、
多くのアメリカ人は人情味を感じて「Yes!」とか言って自分を重ねたりするんだろうな。

映像は派手で凄いけど、何故か印象に残らない。
世界観に目新しさを感じないのは、もともとが60年代のテレビドラマだから仕方が無いかな。

スポックが意外に武闘派だったのには唯一驚いた。

★★★☆

腕白でもたくましく人情味あふれる大人になって欲しいという親の願いに溢れる映画。

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2013年9月17日火曜日

ワールド・ウォーZ:World War Z



なんでみんなゾンビ映画が好きなんだろう?

爆発的な感染力をもつゾンビウィルスが蔓延し人類滅亡まで秒読み段階。元国連調査員の主人公がその発生源の特定とワクチン開発の為のプロジェクトチームに召集され、奔走する話。

意外と面白かった。

免疫学者がウィルスや生物について語るうんちくや、
徐々に明らかになる感染の特徴など、
そうかもしれない、そうなんだとそこそこ納得出来て違和感がなかった。

そしてなんと言っても、主人公ブラピの
洞察力、判断力、行動力が格好いい。

どうせ死ぬならそうするしかないよね!
でもオレだったら絶対無理!みたいなシーンが何度かあって、
ふぅって感じ。

最後の方で展開が読め始めると少しトーンダウンするけど、
まぁそれは仕方が無いかな。

最近は疾走するゾンビが支流だけど、
この映画はゆっくり徘徊するゾンビも味わえるように作ってあって
往年のゾンビファンは喜ぶんじゃないだろうかって勝手なこと考えた。

★★★★

生き残る為には、洞察力、判断力、行動力なんですね!って所を味わえる映画。




2013年9月15日日曜日

秋を見つけに行こう:筑西から三郷へ

Akeno Theater by ketchin
Akeno Theater, a photo by ketchin on Flickr.
9月8日。久しぶりに友達と写真を撮りながらドライブしてきた。
生憎の空模様だったけど楽しかったなぁ。

今回は茨城の筑西市から南下して三郷まで。 
関鉄常総線・黒子駅集合→某劇場跡→あけのひまわりフェスティバル
→お茶休憩→坂野家住宅串焼はらはま

上の写真は劇場跡で撮った一枚。
初めてのDelta3200。
今回撮った写真はアンダー過ぎてトホホな感じ。
アンダーで撮ってたんだけど予想以上にドアンダー。
やっぱり適正を目指して撮るのが一番かなぁ(苦笑)

意外に移動とお茶タイムに時間がかかって
坂野屋住宅に着いたのは閉館20分前。
しかし従業員さんは嫌な顔もせず、閉館時間を少し遅らせてくれたり、
閉めた雨戸を開けてくれたりととっても親切。
有り難かった。

これが日本人の「お・も・て・な・し」マインドなのか?
次はもっと時間に余裕をもって竹林なんかも撮影に行きたいと思った。

坂野家住宅もそうだけど、茨城は都心から近いということもあり、
映画やテレビのロケ地が至る所にあるようで、
出かける前にいばらきフィルムコミッションのページを見てたら、
色々と発見があって面白かった。
何処かに行くときはフィルムコミッションで情報を収集するのもいい方法かも。

夕飯を食べた「串焼はらはま」の焼き鳥は、レアな焼き加減で凄く美味かった。
ささみ、レバー、せせり、etc、思い出すと食べたくなる。

長い一日になると思ったらあっと言う間だった。
みんなで撮影に出かけるのは楽しいし刺激になるねやっぱり。

まぁ、写真撮らずにずっと喋ってるだけでも楽しいけどねwww

2013年9月5日木曜日

マン・オブ・スティール:Man of Steel



IMAX3Dで観て来た。

高度な文明を持っていたものの、エネルギーを使い果たして滅びつつあるクリプトン星から種の存続の望みを掛け地球に送られた主人公が、自分たちの文明復興の為に地球を征服に来たクリプトン星の生き残りと戦うことになる話。

個人的に久しぶりのスーパーマン。
クリプトン星のお父さん役がマーロン・ブランドだった作品以来かも。

種族(民族)の存続と地球(国)の存続とどちらを選択すべきなのか?
異端が信頼を得るにはどうすればいいのか?

地球人と違う自分の存在に苦悩するクラークが、前半なんとも物悲しいく、
そんなクラークを我が身以上に心配する地球の両親がとっても素敵だった。

言葉少ないその振る舞いがジーンとさせる。

後半のアクションは前半と違ってかなり派手。
CGありきで、弱点の分からない超人同士の戦いは、
街全体をリングにしたプロレスのようで、
普通だったらものの数分で飽きてしまうけど、今回はギリギリ最後まで観れた。

IMAXのお陰か、見せ方のお陰か正直分からない。

★★★★

リアルに描くことを考えて社会問題や文明批判なんかも入れたけどこれは娯楽映画なんだよという葛藤が垣間見える作品。

ゾッド将軍が抱える正義と使命感を共感出来るように描いたら、
もっと厚みのある映画になったと思うけど、観ている方は混乱するかな。

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2013年9月1日日曜日

ホワイトハウス・ダウン:White House Down



レイトショーで観てきた。

ホワイトハウスの軍事機能と大統領の権限を利用するために武装集団がホワイトハウスを占拠。たまたま政治オタクの娘とホワイトハウス見学中だった議員護衛官の主人公が、大統領と娘を救出するためにその武装集団と戦う話。

ダイハードのホワイトハウス版。

前半の会話の端々に出てきた内容が複線としてちゃんと機能してて、
そこそこ楽しめた。

リーダーの絶対権力とリーダー無しでは何も決められない構造の可笑しさが描かれている。

武器弾薬が飛び交うお祭りアクション映画は、
主人公にはほとんど弾が当たらない、
撃たれたら即死の状況で、敵が素手で戦いを挑んでくる、
というセオリーがあるので、

弾に当たらずに済んだ危機一髪感と、
素手で戦わざる負えない環境づくりが重要だと思った。

★★★☆

アクション娯楽映画の脚本のスタンダードってこんな感じかなって思える作品。

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