2013年8月29日木曜日
パシフィック・リム:Pacific Rim
2D字幕版と、IMAX3D吹き替え版と2回鑑賞。
太平洋の海底から巨大生物(怪獣)が突如出現。人類の知恵を絞って作り上げた巨大ロボットを駆使して一時的に勝利するも、怪獣の進化と出現回数の増加から劣勢に追い込まれる。上層部から計画中止が言い渡される中、科学者たちと作戦本部が怪獣の秘密を解き明かし最終決戦に挑む話。
子供の頃に怪獣映画やウルトラマンを観て感じたワクワク感が蘇った。
登場人物たちの人間関係などは確かに深みが無く紋切り型な感は否めないが、
おそらく低年齢層を考慮して理解しやすさを優先させた結果なのだろう。
思想や複雑な人間の感情を扱った映画ではない。
これは怪獣とロボットが戦うアクション映画なのだ。
TwitterのTLで誰かが言っていた
「AVに複雑な感情とストーリーは邪魔、大切なのはボディと絡み!」って。
この映画が真に大切にしていたのも
ロボットのメカニックな機構と怪獣のボディ、そして絡み。
そう思って観た2回目は十分にこの映画を楽しめた。
★★★★
怪獣やロボットのフィギュアで遊んでいた時に脳内で展開されていた世界に再び連れ戻してくれる映画。
オフィシャルサイト
Wiki
2013年8月14日水曜日
トゥ・ザ・ワンダー:TO THE WONDER
直ぐ終わっちゃうと思って観てきた。
一組のカップルの 「いちゃいちゃ、よそ見、もとさや、いちゃいちゃ、ケンカ、浮気、破綻」と、神父の「神さまいる?いない?愛?義務?使命?」の自問自答が写されている。
ストーリーはちゃんとあるけど、
どのようにして知り合ったカップルなのか?ケンカの原因は何か?など、
具体的な部分は省略されている。
自分の経験を投影しながら映画を完成させてくださいといった感じの作り。
具体的な所を省略し、話を一般化することによって、多くの共感と時代に左右されない普遍性を手に入れようとしたのだろうか?
正直、主人公達に感情移入できるほどの物語でも、
自分のことをかえりみれる鏡でもなかったな。
映像は綺麗だったけど感動まではなかった。
(数箇所いいなぁって思ったけど)
★★☆
監督が綺麗な女優さんを追いかけながら、自分の過去の恋愛を懐かしんでるんじゃないかと思える作品。
オフィシャルサイト
Wiki
省略することによって多くを語るのが一流の監督だと思うんだけどな。
2013年8月10日土曜日
風立ちぬ。
予告を観たときからちょっと泣いてた。
幼少の頃から飛行機作りに夢を抱いていた主人公を中心に、仕事への情熱や妻となる女性とその時代の人たちの気質が織り成す風景を描いた作品。
描かれている時代に生きていたわけではないのに、
ものすごい既視感があった。
屋根瓦の感触、
地震の時のあの暗く淀んだ感じ、
汽車からの風景と、流れる景色の残像。
屋根に引っかかる紙飛行機。
なんでこんなに懐かしいんだって不思議だった。
記憶の中でのリアル感。
ドキュメントに大切なのは対象と撮る側の関係性だって誰かが言ってたけど、堀越二郎や菜穂子その他登場人物への敬意みたいなものが凄く感じられた。
主要登場人物の振る舞いがみんな素敵過ぎる。
木漏れ日や風の重みなどなど至る所に、
アニメーションで描くことへの拘りと楽しさが込められていた気がするな。
クリエーターとして堀越二郎に負けられないと思いながら造ってたんじゃないだろうか?
★★★★★
作品は解釈されることを望んでいない観られることを望んでいるんだって改めて思った映画。
しかし何故、あんなに号泣したんだろう(笑)
オフィシャルサイト
wiki
登録:
投稿 (Atom)