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2024年1月19日金曜日

カメラはただの道具なのか?

妻のカメラ

写真関係のSNSで「カメラはただの道具」と考えてる人が多くて意外だった。

写真を撮る上でカメラは必需品であり、カメラの恩恵なしには写真なんて一枚も撮れないと思っているボクには「カメラはただの道具」とはちょっと思えないからだ。

カメラを「ただの道具」と思うことを批判したいわけではない。どう思おうと自由だ。おそらく、「ただの道具」という表現には「どんなカメラ(道具)を使っても狙った写真を撮れる」という自負が込められているんだろう。その自負を批判するつもりは全くない。

ただカメラに対するこの認識の違いはどこから来るんだろうと考えずにはいられなかった。

で、この認識の違いは写真に対するスタンスの違いなのかなと思ったのでちょっと整理してみたいというのがこの投稿の主題だ。

そのスタンスの違いはAI生成画像を写真として受け入れられるか、受け入れるのに違和感を感じるかの違いにもつながると思う。

写真に対するスタンスと書いたが、まず鑑賞する時のスタンスってざっくり2つのスタンスがあるんじゃないだろうか?

【写真鑑賞スタンス】

●主観派

写真は作品なので、見方は自由。作品には全てが詰め込まれているので、余分な情報は入れずに主観・想像力で鑑賞し、純粋に写真を鑑賞するのに付帯情報がない方を好む派。(フィルターを通して見たくない派とも言えるかな?)

●客観派

写真は、カメラで捉えた記録としての側面もあるので、客観的な事実(どこで撮ったとか、機材はなにかとか)があった方がより深く写真を鑑賞できると思う派。(多角的な視点で見たい派とも言えるかな?)

主観派の立場に立つと、客観派は多重フィルターの色眼鏡で写真を見てて、写真と直接向き合ってないように見える。

客観派の立場に立つと、主観派は経験値フィルターだけで写真を見てて、背景をも考慮しながら鑑賞の解像度を高めて見ていないように見える。

実際はどちらかの派ということではなく、状況に合わせて見方を変えてたり、最初は主観、その後客観だったり、この中間だったりするのだろう。

この鑑賞スタンスは撮影スタンスにも影響する、というか撮影スタンスが鑑賞スタンスに影響してるのかも知れないんだけど、こちらもざっくり2つのスタンスがあるように感じる。

【撮影スタンス】

●創作表現派(creating派)

 写真撮影は創作活動であり被写体は頭の中のイメージ・アイデアを具現化する為の素材・材料・題材(モデル)。カメラは撮影者の道具。その写真は撮影者が創り出した作品とする派。

●記録報道派(shooting派)

 写真撮影は世界の記録であり被写体は再度見るため・見せるための対象。カメラは撮影者のもう一つの目。その写真は撮影者が世界をどう見ているかを知る手掛かり、実体験の証明とする派。

鑑賞スタンスと同じように、撮影スタンスも、中間のスタンスというのがあるかも知れない。

で、そもそもの撮影動機は何かと考えると、主に4つあるように思う。

【撮影動機と目的】

1)今を記録したいから、現体験を記録したいから。その主な目的は、今見たもの・見ているものを伝える為、後で改めて見る為。

2)カメラで撮るとどの様に写るのか・見えるのかという好奇心から。その主な目的は、カメラの特性や可能性を知ること、発見すること。

3)自分が世界をどう見ているのか、自分にはどう見えているのかを表現したいから、伝えたいから。その主な目的は、様々な視点を共有すること。

4)頭の中にあるイメージを具現化したいから。その主な目的は、内にあるイメージをアウトプットし共有すること、世界を創ること。

3)は1)と2)の結果のようでもあり、そもそもの動機でもある気がするが、これら4つの動機で人は写真を撮っているんじゃないだろうか。

他にも動機は沢山ありそうだけど、すぐに思い浮かんだのはこの4つ。そしてこれらの動機は、そうすることが「楽しいから」「好きだから」「意義があるから」という感情に支えられていて、だからこそ写真を撮り続けてるんだろうなと思う。

とまぁ、「カメラはただの道具」という発言に違和感を感じ、写真に対する自分のスタンスは何なのかなぁ、ちょっと整理しようと思って長々書きました。


何かを表現するために撮るのか。

何かが表現されているから撮るのか。

ある写真家はこう言っていた。

写真になったとき世界がどのように見えるかを発見するために私は写真を撮る

―ゲイリー・ウィノグランド―

2017年1月9日月曜日

2016年に使ったフィルムの数と被写体

カモメとMiyu


2016年はどのくらい写真撮ったかなと思って
数えてみたら、

120フィルムが3本
135フィルムが31本
4×5フィルムが1枚

2015年に比べると
120フィルムがマイナス2本
135フィルムがプラス3本
4×5フィルムがプラス1枚だった。

去年よりカット数はちょっと多かったんだな。
最近写真を撮り歩く機会がかなり減ったので意外だった。

上の写真は去年Flickrで一番ファボられた写真。
その数、326フォボ。

たまたまエクスプローラー入りした結果だけど、
嬉しいよねぇ。

で思う。
野球はピッチャーで9割決まるなんて聞くけど、
写真は被写体で8割決まるんじゃないかと。

まぁそんなこと無いって意見の方が多数派だろうけど、
去年はそんなこと思った。

じゃぁ、どんな被写体をこれから撮っていこう?

美しいなぁと思うもの?
懐かしさを感じるもの?
逆に未来を感じるもの?

記録として残して置きたい時間や風景?
(変わり行く風景・変わりきった風景)

友人、知人、家族、他人?
日常?成長?事件?社会?

自分の頭の中のイメージ?

アレモコレモと思うと
全ての事象を写真に変換してしまえ!
くらいの勢いが必要になってくる。

まぁ結局僕の場合はカメラを持ってる時に
いいなと思ったもの興味をそそられたもの、
これ写真にしたらどうなるんだろうと思ったもの
を撮ってるだけなんだよな。

それで十分楽しい。

だからいい被写体に出会ったらいつでもシャッターが切れるよう
カメラにフィルムを入れてなるべく持ち歩こう。

今年も被写体との良い出会いが沢山ありますように!

2016年1月7日木曜日

2015年に使ったフィルムの数。そして自己満足。

部活

もう2016年も7日かぁ。

昨年は写真をあまり撮らなかったなぁって思って、
実際どのくらいフィルムを使ったのか数えてみた。

120フィルムが5本
135フィルムが28本。

2014年と比べると
120フィルムがマイナス5本
135フィルムがマイナス3本だった。

今年はもう少し撮りたいな。

上の写真は昨年Flickrで一番多くファボが付いた写真。
多いといっても34個だけど(笑)

趣味の世界ってのは「自己満足がゴール」らしい。
うん、そんな気がする。

では自分は満足してるのか?

お気に入りのカメラで、
パシャパシャ撮って、現像して、
上手く撮れたなとか、あらダメだったとか、
それだけで、そこそこ満足してる。

ではゴールしたのか?

う~ん。
そもそも自己満足の頂点がどこにあるのか
自分自身分からない。

今は、このペースで楽しく写真を撮っていけたらいいなぁくらいなところかなぁ。
あまりハードル上げて目標設定すると途端に嫌になっちゃいそうだし(笑)

僕にとって写真の楽しさは、
記録と記憶によって世界を再構築して眺められるところ。

ドキュメンタリズムに溢れたフィクションの世界。
その世界は映画を観てるように楽しいんだよね。

自主映画を撮ってる気分。
その気分を持続できればいいな。


今年は何カット、何シーン撮れるだろう。

2014年12月31日水曜日

2014年、使ったフィルムと自家現像代

タモンビーチの夕日に辿り着いた少女たち。

年齢を重ねると時間の流れが凄く早く感じるようになりますね。

もう今年も終わり。
やり残したことは一杯あるけど、それも毎年のこと。

今年はライカを買って、
写真ライフ的には更に楽しい一年だったかな。

今年は
135フィルム31本
120フィルム10本
撮った。

Kodak 400TXの3本パックが
1570円から2550円に値上がりしたのは痛いなぁ。

で、ふと現像代はいくら掛かってるのか気になった。

自家現像に使ってるのは
・コダックの現像液のD76(1ガロン用905円)
・イルフォードの定着液のRAPID FIXER(5リットル用1270円)
・フジフイルムのドライウェル(200ml:349円)
のみで停止液とかは使ってない。

1ガロン用のD76は(1:1)で希釈すると、現像液7.4リットル分作れる。
135フィルム1本を現像するのに300ml使うとして
約24本分の現像が出来るので、
1本あたり約38円(905÷24=37.708..)

定着液は5リットル作れて、5回使いまわすとして、25リットル分。
25リットルで135フィルムを83本は定着できるので、
1本あたり約16円(1270÷83=15.301...)

ドライウェルは40リットル出来るので、133本分
1本あたり約3円(349÷133=2.624....)

あ、あとネガを入れるファイルが必要か。
25枚入りで474円なので1枚19円(474÷25=18.96)
なので
135フィルム1本現像すると
38+16+3+19=76円

まぁ現像液や定着液がへたれて使わずに処分したりすることもあるので、
とても76円じゃすまないけど、100円未満には収まってるかな。

上の写真は今年グアムで撮った一枚。
夕日を観に学生旅行風の少女達がふらっと現れて、
なんか青春してるなぁって思った。

今年のMy Best Shotを選ぶとしたらこの写真かなぁ。

来年は何本撮れるだろう。

良い年になりますように!

2014年7月3日木曜日

A棟389号室

A棟389号室

5月30日。82歳の父が大腸ガンの手術をした。

上の写真は手術後5日目くらいに撮ったもの。

「ガンを手術すると5年は生きるらしいからな」と父。

5年なんてあっと言う間だ。
で、ふと思った。
人生を振り返った時、父にとっての一番の思い出はなんだろうって。
そのことを尋ねるとしばらく考えてから父は言った。

「...わかんねぇな...」

わかんねぇよな。
これからかもしれないし。

とにかく歩くこと。

がんばってまだまだ歩け。

2014年4月19日土曜日

変わらない風景があった。

堤防の先の小さな灯台と釣り人
この写真は地元の港で撮った。
堤防の先に灯台と釣り客が一人。

歩いて数分の所にある港なんだけど、
堤防を歩いてここまで来たのは15年ぶりくらい。

何てことない写真だと思う。
けど、子どもの頃に見てた風景とほとんど変わらないせいか、
色んなことを思い出す。

自分にとってはとてもノスタルジックな一枚だ。

2014年4月17日木曜日

満開の桜の上と下

満開の桜の上と下。

今年は地元の桜を仕事の合間に撮影。

いつも気になっていた大きな桜。
線路の脇に一本だけ大きく立っている。

電線とか電柱とかが邪魔なせいか
写真を撮ってる人はほとんどいない。

でも日常に溶け込んでるそんな桜もいいよね。

2013年11月11日月曜日

クロニクル:Chronicle



ある洞穴に入って謎の光を浴びたことにより超能力を身につけた3人の学生が、徐々にその力に翻弄され自分たちを見失っていく話。

ブレア・ウィッチ・プロジェクトのような低予算のアイデア勝負もの作品かと思ったら、
CGてんこ盛りで意外とゴージャスな映画だった。

CGが映画製作者にとって身近なものになったということかな?
クオリティーが高く現実と特撮の境目が分かりにくく技術の進化を感じた。

劣悪な家庭環境を描くことによって、
独善的な自己肯定に走ってく主人公の心理を裏づけしてたのはよかったけど、
共感までは出来なかったなぁ。

★★★☆

急に力を身につけた人が慣れないことをして人前で恥を欠くと大変なことになっちゃうのかもって思った作品。

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2013年11月8日金曜日

ビザンチウム:Byzantium



ニール・ジョーダン監督作品ということで思い出すのは「インタビュー・ウィズ・バンパイア」と「クライング・ゲーム」。両作品とも上映当時高く評価されてたけど、個人的にはピンと来なかったのだけ憶えてる。

この映画は、秘密を知って自ら不老不死のバンパイアになり、掟をやぶって追われる身になったバンパイア2人の逃亡劇。

派手なCGアクションが盛り込まれたバンパイアものが最近多いけど、その辺に対する反動からか、この映画はシックなサスペンス風。

意外と面白かった。

主人公のシアーシャ・ローナンが綺麗。
ラブリー・ボーンの時はどこにでもいる愛らしい女の子としか思ってなかったけど、
この作品の彼女は上品な顔立ちの美女でちょっと驚いた。

ここに描かれているバンパイア組織やその文化的背景がいまいち分からなかったので、
エンディングで問題が解決したように思えなかったけど、それはそれで狙いなのかな?

★★★☆

野獣が出てきたり、超能力で戦ったり、空を飛んだりしないバンパイアものが観たい人用の作品。

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2013年10月26日土曜日

許されざる者



予告を観たときは凄くいい感じだったんだよなぁ。

明治維新を経て蝦夷に逃げてきた旧幕府軍の一人である主人公が、貧困から賞金稼ぎの仕事を請け負う話。

この映画を観る少し前にテレビでイーストウッドの許されざる者を観ていたので、
比べながら観てしまった。

西部劇を日本の時代劇に翻案しているところの面白さはそこそこ味わえたけど、
出てくる登場人物の人間関係が希薄に感じられて入り込めなかったな。

イーストウッドなら、2カットで説明してしまうような内容を、
柄本明が一人でしゃべって関係性を全部説明しようとしてた印象。
説明台詞が多すぎだと思った。

インディアンへの差別問題をアイヌに置き換えてたりしていたけど、そこに描かれているアイヌ社会がどうもリアルに感じられないのは、僕の知識が欠如しているからかな?

銃を刀に置き換えたアクションシーンを撮りたかったのだろうか?
最後の決闘シーンもスローモーションでアクションを誤魔化しているように思えて
迫力なかったな。

★★☆

それほど好きではないイーストウッドの許されざる者が如何に映画的だったかが再確認できる映画。


オフィシャルサイト
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2013年10月16日水曜日

トランス:trance



何の知識も持たないで観てきた。
観終わった後に疑問だらけになった。

オークション会場から絵画が盗まれる。窃盗団に盗みを持ちかけた従業員が、
彼らに渡さず何処かに絵を隠すが、頭を強打され記憶をなくしてしまいう。
彼らは絵画を探す為、催眠療法を使って記憶を呼びさまそうとする。

催眠中に見る映像と現実を交えて段々事件の背景が見えてくるんだけど、
どこまでが現実で、どこからが催眠映像なのかが上手く把握出来ず、
見終わった後、頭の中がごちゃごちゃ。

なのでちょっとここで整理してみる。(以下ネタバレになるかも)

つまりは、

嫉妬深い彼氏(サイモン)がストーカーチックになって嫌気がさした催眠療法士(エリザベス)が、自分のことを忘れるようにサイモンに催眠をかけ、その際に自分への償いとしてゴヤの名画が出品されたら絵を盗んで来る様にも指示していた。

で、名画が出品されることになり、何かの合図(ゴヤという単語か?魔女たちの飛翔か?2500万ポンドか?)で絵画を盗むことを思い出したサイモンは、窃盗団に話を持ちかけ実行する。

オークション当日、サイモンは盗みになんとか成功し、エリザベスから送られて来たメールの支持に従い彼女に渡す。

横取りされた窃盗団はサイモンを拷問するも記憶が無いので催眠療法を受けさせることにする。

自分のことを催眠で忘れているサイモンが診察を受けに来たのでエリザベスは不信に思いネットで調べると絵画の窃盗が単独犯ではなく窃盗団と組んで行ったものだと知る。

拷問されているサイモンを不憫に思うと同時に自分の身も危ないと思ったエリザベスは、
フランクをリーダーとする窃盗団に催眠をかけようと決意する。

催眠でサイモンの記憶を呼び戻すからとフランクたちに近づいたエリザベスは、記憶を呼び覚ますためにあなたたちにも催眠を少しかけなければならないと嫌がるフランクたちに催眠をかける。

催眠の深さを知るためフランクにキスさせよとするが上手くいかない。
しかし徐々にフランクへの催眠が深くなり、操ってベットにまで招き入れることに成功する。

フランクを深い催眠状態にしたエリザベスは、サイモンに銃と取らせてフランクたちを皆殺しに出来ることをフランクに思い知らせ、絵やこの件のことは忘れるようメッセージを送る。

という話だったのか?
多分誰も死んでないと思う。

でも自信無い。

ネット上にはサイモンとフランク同一人物説まであって、観た人で意見がまちまち。
DVDでもう一度観たら分かるかな.....。

★★★★

新手の夢オチ映画.....だったのか?


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2013年10月13日日曜日

エリジウム:Elysium



かなり前なので記憶が定かじゃない....。
IMAXで観て来たのは確か。

格差の著しい近未来。死を宣告された貧困層の主人公が、超富裕層のみが持つ医療機器で病を治そうと宇宙コロニー・エリジウムに乗り込む話。

主人公をサポートする仲間が何者たちなのかよく分からないけど、
なんとなくノリで見れるから不思議。

スペースコロニーなどの世界観って決して新しくないけど、
近未来がそこまで来ているようなリアリティを感じられて新鮮だった。

精密機械を作っている工場が下町工場のような薄汚い所だったり、
骨組みだけに見えるけどよく考えたらハイテク機器だよなぁと思うものなど、
アナログ的な機械感とハイテクなデジタル感が上手い具合に混ざってて面白かった。
今の流行なのかな?

富裕層が貧民層を差別し食い物にしているという図式は、
あまりに単純すぎる気もするけど、
南アフリカ出身の監督の作品って思うと、
地域によっては現実がそのように見えたりするのかなぁって思ったり、
もしかしたらいつの間にか自分の環境も?って考えたりした。

★★★★

ちょっとした所の創意工夫の積み重ねが世界観に個性を持たせるのかなぁって思った作品

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2013年9月19日木曜日

サイド・エフェクト:Side Effects



何の知識も持たずに観て来た。

精神科医を勤める主人公。患者が薬の副作用で夫を殺してしまう事件が起こる。その結果、製薬会社や家族の信頼を失い社会的に追い詰められるが、身の潔白を証明しようと、事件と自分を取り巻く状況を改めて検証していく話。

いやぁ、面白かった。予想以上。

うつ病や薬に対する先入観と偏見を上手く利用して物語が作られてた。

うつ病は未来を築けない病。
男は生まれながらに嘘を、女は詐病を身につける。
こういった考え方は極端に人間不信的でどうかと思うけど、
この物語を支える偏見としては十分に効果があったと思う。

物語の理解に必要な法律の基礎知識も必要十分な説明で、
展開もスリムな感じで好きだった。

ルーニー・マーラーって役によって随分印象が違う。
ドラゴン・タトゥーの女のリスベットとは別人。

ジュード・ローの追い詰められ感は、その髪型による効果も大きかったような気がしないでもない。

★★★★☆

嘘と病気と薬に対する風刺の効いた推理サスペンスとして十分楽しめた作品。

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2013年9月18日水曜日

スター・トレック イントゥ・ダークネス:Star Trek Into Darkness



スター・トレックの世界観をあまり理解してない状態で観て来た。

宇宙艦船データ基地がテロに遭い爆破される。犯人を追いながら、その正体と宇宙艦隊とのかかわり、テロの目的を解明する話。

スター・トレックってエンタープライズを中心にした学園ドラマなのかな?
友情とか校則とかそういったものを理解したり壊したりしながら皆で成長する物語。

カーク君の規則に囚われない腕白坊主なキャラが、
きっとアメリカでは愛されているんだろうなぁ。

やんちゃ振りがあまりにも予測可能なので個人的には乗り切れないけど、
多くのアメリカ人は人情味を感じて「Yes!」とか言って自分を重ねたりするんだろうな。

映像は派手で凄いけど、何故か印象に残らない。
世界観に目新しさを感じないのは、もともとが60年代のテレビドラマだから仕方が無いかな。

スポックが意外に武闘派だったのには唯一驚いた。

★★★☆

腕白でもたくましく人情味あふれる大人になって欲しいという親の願いに溢れる映画。

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2013年9月17日火曜日

ワールド・ウォーZ:World War Z



なんでみんなゾンビ映画が好きなんだろう?

爆発的な感染力をもつゾンビウィルスが蔓延し人類滅亡まで秒読み段階。元国連調査員の主人公がその発生源の特定とワクチン開発の為のプロジェクトチームに召集され、奔走する話。

意外と面白かった。

免疫学者がウィルスや生物について語るうんちくや、
徐々に明らかになる感染の特徴など、
そうかもしれない、そうなんだとそこそこ納得出来て違和感がなかった。

そしてなんと言っても、主人公ブラピの
洞察力、判断力、行動力が格好いい。

どうせ死ぬならそうするしかないよね!
でもオレだったら絶対無理!みたいなシーンが何度かあって、
ふぅって感じ。

最後の方で展開が読め始めると少しトーンダウンするけど、
まぁそれは仕方が無いかな。

最近は疾走するゾンビが支流だけど、
この映画はゆっくり徘徊するゾンビも味わえるように作ってあって
往年のゾンビファンは喜ぶんじゃないだろうかって勝手なこと考えた。

★★★★

生き残る為には、洞察力、判断力、行動力なんですね!って所を味わえる映画。




2013年9月15日日曜日

秋を見つけに行こう:筑西から三郷へ

Akeno Theater by ketchin
Akeno Theater, a photo by ketchin on Flickr.
9月8日。久しぶりに友達と写真を撮りながらドライブしてきた。
生憎の空模様だったけど楽しかったなぁ。

今回は茨城の筑西市から南下して三郷まで。 
関鉄常総線・黒子駅集合→某劇場跡→あけのひまわりフェスティバル
→お茶休憩→坂野家住宅→串焼はらはま

上の写真は劇場跡で撮った一枚。
初めてのDelta3200。
今回撮った写真はアンダー過ぎてトホホな感じ。
アンダーで撮ってたんだけど予想以上にドアンダー。
やっぱり適正を目指して撮るのが一番かなぁ(苦笑)

意外に移動とお茶タイムに時間がかかって
坂野屋住宅に着いたのは閉館20分前。
しかし従業員さんは嫌な顔もせず、閉館時間を少し遅らせてくれたり、
閉めた雨戸を開けてくれたりととっても親切。
有り難かった。

これが日本人の「お・も・て・な・し」マインドなのか?
次はもっと時間に余裕をもって竹林なんかも撮影に行きたいと思った。

坂野家住宅もそうだけど、茨城は都心から近いということもあり、
映画やテレビのロケ地が至る所にあるようで、
出かける前にいばらきフィルムコミッションのページを見てたら、
色々と発見があって面白かった。
何処かに行くときはフィルムコミッションで情報を収集するのもいい方法かも。

夕飯を食べた「串焼はらはま」の焼き鳥は、レアな焼き加減で凄く美味かった。
ささみ、レバー、せせり、etc、思い出すと食べたくなる。

長い一日になると思ったらあっと言う間だった。
みんなで撮影に出かけるのは楽しいし刺激になるねやっぱり。

まぁ、写真撮らずにずっと喋ってるだけでも楽しいけどねwww

2013年9月5日木曜日

マン・オブ・スティール:Man of Steel



IMAX3Dで観て来た。

高度な文明を持っていたものの、エネルギーを使い果たして滅びつつあるクリプトン星から種の存続の望みを掛け地球に送られた主人公が、自分たちの文明復興の為に地球を征服に来たクリプトン星の生き残りと戦うことになる話。

個人的に久しぶりのスーパーマン。
クリプトン星のお父さん役がマーロン・ブランドだった作品以来かも。

種族(民族)の存続と地球(国)の存続とどちらを選択すべきなのか?
異端が信頼を得るにはどうすればいいのか?

地球人と違う自分の存在に苦悩するクラークが、前半なんとも物悲しいく、
そんなクラークを我が身以上に心配する地球の両親がとっても素敵だった。

言葉少ないその振る舞いがジーンとさせる。

後半のアクションは前半と違ってかなり派手。
CGありきで、弱点の分からない超人同士の戦いは、
街全体をリングにしたプロレスのようで、
普通だったらものの数分で飽きてしまうけど、今回はギリギリ最後まで観れた。

IMAXのお陰か、見せ方のお陰か正直分からない。

★★★★

リアルに描くことを考えて社会問題や文明批判なんかも入れたけどこれは娯楽映画なんだよという葛藤が垣間見える作品。

ゾッド将軍が抱える正義と使命感を共感出来るように描いたら、
もっと厚みのある映画になったと思うけど、観ている方は混乱するかな。

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2013年9月1日日曜日

ホワイトハウス・ダウン:White House Down



レイトショーで観てきた。

ホワイトハウスの軍事機能と大統領の権限を利用するために武装集団がホワイトハウスを占拠。たまたま政治オタクの娘とホワイトハウス見学中だった議員護衛官の主人公が、大統領と娘を救出するためにその武装集団と戦う話。

ダイハードのホワイトハウス版。

前半の会話の端々に出てきた内容が複線としてちゃんと機能してて、
そこそこ楽しめた。

リーダーの絶対権力とリーダー無しでは何も決められない構造の可笑しさが描かれている。

武器弾薬が飛び交うお祭りアクション映画は、
主人公にはほとんど弾が当たらない、
撃たれたら即死の状況で、敵が素手で戦いを挑んでくる、
というセオリーがあるので、

弾に当たらずに済んだ危機一髪感と、
素手で戦わざる負えない環境づくりが重要だと思った。

★★★☆

アクション娯楽映画の脚本のスタンダードってこんな感じかなって思える作品。

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2013年8月29日木曜日

パシフィック・リム:Pacific Rim



2D字幕版と、IMAX3D吹き替え版と2回鑑賞。

太平洋の海底から巨大生物(怪獣)が突如出現。人類の知恵を絞って作り上げた巨大ロボットを駆使して一時的に勝利するも、怪獣の進化と出現回数の増加から劣勢に追い込まれる。上層部から計画中止が言い渡される中、科学者たちと作戦本部が怪獣の秘密を解き明かし最終決戦に挑む話。

子供の頃に怪獣映画やウルトラマンを観て感じたワクワク感が蘇った。

登場人物たちの人間関係などは確かに深みが無く紋切り型な感は否めないが、
おそらく低年齢層を考慮して理解しやすさを優先させた結果なのだろう。

思想や複雑な人間の感情を扱った映画ではない。
これは怪獣とロボットが戦うアクション映画なのだ。

TwitterのTLで誰かが言っていた
「AVに複雑な感情とストーリーは邪魔、大切なのはボディと絡み!」って。

この映画が真に大切にしていたのも
ロボットのメカニックな機構と怪獣のボディ、そして絡み。

そう思って観た2回目は十分にこの映画を楽しめた。

★★★★

怪獣やロボットのフィギュアで遊んでいた時に脳内で展開されていた世界に再び連れ戻してくれる映画。

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2013年8月14日水曜日

トゥ・ザ・ワンダー:TO THE WONDER



直ぐ終わっちゃうと思って観てきた。

一組のカップルの 「いちゃいちゃ、よそ見、もとさや、いちゃいちゃ、ケンカ、浮気、破綻」と、神父の「神さまいる?いない?愛?義務?使命?」の自問自答が写されている。

ストーリーはちゃんとあるけど、
どのようにして知り合ったカップルなのか?ケンカの原因は何か?など、
具体的な部分は省略されている。

自分の経験を投影しながら映画を完成させてくださいといった感じの作り。

具体的な所を省略し、話を一般化することによって、多くの共感と時代に左右されない普遍性を手に入れようとしたのだろうか?

正直、主人公達に感情移入できるほどの物語でも、
自分のことをかえりみれる鏡でもなかったな。

映像は綺麗だったけど感動まではなかった。
(数箇所いいなぁって思ったけど)

★★☆

監督が綺麗な女優さんを追いかけながら、自分の過去の恋愛を懐かしんでるんじゃないかと思える作品。

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省略することによって多くを語るのが一流の監督だと思うんだけどな。