ページ

2013年9月19日木曜日

サイド・エフェクト:Side Effects



何の知識も持たずに観て来た。

精神科医を勤める主人公。患者が薬の副作用で夫を殺してしまう事件が起こる。その結果、製薬会社や家族の信頼を失い社会的に追い詰められるが、身の潔白を証明しようと、事件と自分を取り巻く状況を改めて検証していく話。

いやぁ、面白かった。予想以上。

うつ病や薬に対する先入観と偏見を上手く利用して物語が作られてた。

うつ病は未来を築けない病。
男は生まれながらに嘘を、女は詐病を身につける。
こういった考え方は極端に人間不信的でどうかと思うけど、
この物語を支える偏見としては十分に効果があったと思う。

物語の理解に必要な法律の基礎知識も必要十分な説明で、
展開もスリムな感じで好きだった。

ルーニー・マーラーって役によって随分印象が違う。
ドラゴン・タトゥーの女のリスベットとは別人。

ジュード・ローの追い詰められ感は、その髪型による効果も大きかったような気がしないでもない。

★★★★☆

嘘と病気と薬に対する風刺の効いた推理サスペンスとして十分楽しめた作品。

オフィシャルサイト
wiki

0 件のコメント:

コメントを投稿