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2013年4月17日水曜日

アンナ・カレーニナ:ANNA KARENINA



レイトショーで観てきた。

1870年代のロシア。浮気がばれて喧嘩している兄夫婦の元へ仲裁を頼まれ赴いたアンナは、兄嫁の妹キティが思いを寄せる青年将校と恋に落ち、不倫の中で自分を見失っていく。一方キティに思いを寄せる純朴な領主は失恋を機に生きることの意味を見出そうとする。

舞台演出を意識した場面転換が多様されていて面白かった。

ただ物語りとしては消化不良。

青年将校はイケメンだけど、人物像があまり描かれていないので、
立派な青年なのか、ただの軟派で無責任な男なのか分からない。
後半アンナが彼に向ける猜疑心に共感しやすいように
意図して描かなかったのかもしれないんだけど、
不倫カップルに惹かれるものが無くて、
うまく感情移入出来なかった。

また夫が頑なに離婚に応じない真意が正直今ひとつ理解できない。
世間体?子供の為?
実はこの時代としては普通の対応なのだろうか?

そしてもう一つの純朴な領主の話は、深みが無さ過ぎるんじゃないだろうか?
病気の兄との関係、農場での農民との生活を通して何かを悟るようだけど、
それが何なのかさっぱり分からない。

もう一回観てもきっと分からない気がする。

★★★1/2

ストーリー展開から見えないものって人は経験から読み解くのかなって思った作品。

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