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2013年3月2日土曜日

「ジャンゴ 繋がれざる者」:Django Unchained



ジャンゴ

南北戦争の二年前。
賞金稼ぎに拾われた黒人奴隷が、奴隷として売られた妻を取り戻す話。

タランティーノによるマカロニウエスタン。

オープニング、音楽、動きの速いズームアップなど、
そうそう、マカロニウエスタンってそんな感じって思わせる演出がちりばめられている。
もちろんラップが掛かったり現代的な要素も沢山。

タランティーノの映画って登場人物が突然キレる。
それも表情を変えずにいきなりアクションを起こしたりすることも多い。

静から動への展開が速くしかも動の部分が強烈なインパクトをもっているので、
普通の会話中もハラハラ気が抜けない。一撃必殺の緊張感。

そういった特徴がこの西部劇には凄くはまってた。

演劇と違う映画の特徴の一つって視線だと思っているけど、
ジャンゴには様々な視線劇が描かれている。

恋人へ向ける視線、疑いを感じさせる視線、人を蔑む視線、人を騙そうとする視線…。

映画ってやっぱり視線劇なのかなって改めて思わせてくれた。

ユーモアもあって文句なく面白い映画だったよ。

単純なストーリーの中でアクションを堪能したい時に観る映画。

★★★★★

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