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2013年3月10日日曜日

大人の見る繪本 生れてはみたけれど


小津安二郎28歳の時の監督作品

この作品、恥ずかしながら初見。

郊外に引っ越してきて
地元のガキ大将相手に悪戦苦闘しながら戦っている兄弟が、
厳格なはずの父が上司にペコペコおべっかを使っているのを目撃して、
へそを曲げる話。

これまた文句無く面白かった。

ふてくされて眠る子供たちを見る両親の温かさ、
子供の前で上司とどう接していいか分からないでいる父への
兄弟の振る舞い。

なんともいい。

生き生きと描かれた子供たち。
自分の思い出が描かれているようで不思議。
昭和生まれだからかな?

平成生まれの大人が観ても、描かれた子供たちの世界に
共感するところはあるんだろうか?


★★★★★

子供の世界には、大人には分からない秩序や流行があったっけなぁってことを
思い出すのに最良の作品。

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